この踊りの特徴は、他の素早く踊るラテン種目と違って比較的ゆったりしています。
男女の愛の葛藤を表現
さて、果たしてルンバを踊るのは難しいことなのでしょうか?
答えは「いいえ」です。
音楽の速い種目を踊るためにはそれだけ多くのステップが必要になり、
短期間で覚えるとなると相当大変です。
ルンバの場合、曲が遅いので、チャチャチャ、サンバ、ジャイブと比べ覚える足数は半分位になります。
なので「覚えやすい」=「踊りやすい」と言う事になります。
しかしそれはただ踊る事だけを考えた場合の話し。
上手く踊るとなると話しは別です。
足の順番を覚えただけで、ただ歩くように踊っていたのでは、誰もいいとは思いません。
足型を覚えてからが大変なのです。
足数の多いものは、覚えるまでが大変ですが、覚えてしまえばある程度スピード感も出てきます。
言葉がよくないかもしれませんが、「ごまかす」事も可能なのです。
ルンバはそうはいきません。ゆっくりですのでアラが目立つのです。
それこそ足だけではなく、ヒップムーブメント、アームワーク、背中や肩、表情まで
全身を使って踊らなければ魅せられないのです。
ステップが単純ゆえ身体の使い方が大切になってきます。
足型を頭で覚えても、さすがに身体の使い方はそう簡単にはいきません。
芸能人の方々は表情、雰囲気を作るのはさすがです。
でもそれだけではごまかせません。
足型だけでなく、基本的なテクニック、ムーブメントを身に付けないと
審査員、観客を魅了する
ルンバ=踊るより魅せるが難しい…