


ジャンプの瞬間


いよいよ4回戦まで来ました。ここで5組から3組になります。
前回のクイックステプで念願の1位
を取り、調子上げていきたい
ところなのですが…
実は安さんの都合で、本番まで2日しか練習日が取れない
との事、困った…
聞けば収録で北海道だそうで、真面目に押しかけようかと考えました。
ただ向こうでも時間がないらしく、残念ながらあきらめました。
今回の種目は
ジャイブ、曲は「学園天国」ノリがいいのでバッチリです。
安さんの衣装も初めてフルオーダーになりました。
(1位を取ると違う?
)
私の手持ちの白の衣装
に合わせて、安さんの衣装を作る事にしました。
最初に頭に浮かんだのは「制服」
、ヤバイ、またコスプレチックに…


セーラーカラーも考えたけど、あまり制服っぽくないようにしました。
髪型はポニーテール
、胸元は白フリルに黒ステッチ
、ローライズ風ストーンベルト
フレアスカートの裾にソフトボーンを入れ
、二重にしてボリューム感を出しました
。
設定は単純、彼女はクラスの人気者、それに憧れる男の子(歌詞のまま)です。
練習時間が少ないので、なるべく彼女の負担が少なく、男性がリードしやすいステップを選びました。
楽しいイメージのステップがどんどん出て来て
製作に苦労しませんでした。
北海道に行く前に、純代先生と踊ったものをVTRで渡し練習するように言いました。
さて、戻ってきてやっと練習開始。さすが安さん
、忙しい中ちゃんと練習してきました。

2日間と言っても丸々使えるわけじゃなく、昼間は仕事。
午前中と夜中のパターンで2日間、計4回の練習でした。
彼女の物覚えの速さは驚異的です
。2日間で大体の足型を覚えました。
しかし彼女の心と身体は限界ギリギリだったと思います。。。

それでも彼女はこの曲も振付も気に入ってくれて頑張りました。

出だしの「ヘェ~イ・ヘイヘイ…」のとこで人差し指をくわえ
、投げキッスのように指差すシーン
カメラにちゃんと言っといたのに映ってなかった。(
めっちゃカワイイ!
)
途中「一度だけでももも…」で天野先生にウインク
(予定)
後半の「ヘェ~イ・ヘイヘイ…」の腰フリフリのとこ
、ジャイブではよくあるステップなのですが
見つめ合うと出来ません
(恥ずかしいのかな?)
練習の時は、私が目線をそらしてあげました。
最後のリフト、色々試してアレになりました。
スタッフの誰かが「安さん、恥ずかしくないですか?」
「最初はちょっと恥ずかしかったけど
、もう慣れました
。先生ならどこ触られても平気です
」との事。
確かに変な事考えてたらダンスは出来ません
。先生はみんなセクハラで訴えられます。
少ない時間のわりに充実した練習が出来たと思います。
そして運命の収録日を迎えたのでした。

