今回はダンスの中での「女らしさ」についてです。
女らしい表現とはどんなものでしょう?
いろいろあると思いますが、個人的にはあからさまなものより
些細な表現なほうが好きですね。
目線の送り方、指先の表現、肩のライン…
本来日本人が得意な分野ですね。
外人さんはオーバーなジェスチャーで分かり易く、
ダンスの表現としては向いているかもしれません。
しかし私は日本人独特の繊細な表現を大切にしたい。
ちょっとした事で女らしさは表現出来るのです。
例えば自分の身体に手をおくとしましょう。
ベタッとさわっちゃうと色気もへったくれもありません。
そこで指を全部開いて一部分だけ触れるようにします。
どう?セクシーな感じじゃない。
右胸を少し上げてみて、それだけでも違います。
あごを引いて見上げるのもいいですね~。
肩をすぼめても女らしくなります。
ちょっとした意識で全然変わってくるのです。
広々すれば男性を、窮屈な表現をすると女性らしくなります。
面白いのが、男の先生が女役をやると皆上手く踊ります。
それは男性は皆いい女のイメージを持っているからだと思います。
歌舞伎の世界や逆の意味での宝塚もそうかな。
ニューハーフの方なども普通の女性よりよっぽど女らしかったりします。
そりゃぁそうです、必死に女になってるんですもん。
何もしない女の人とは違います。
(化粧をする、しないってことじゃないよ)
彼ら(彼女ら?)はどうすればより女らしく見えるか日々研究です。
それに比べて元々女の人がどれだけ女らしさの研究をしてるか…
まぁ研究しなくても生物学上女なのですが、
私がここで言いたいのは「見た目」や「しぐさ」
男に媚を売るようなわざとらしい表現ではありません。
(男の人はけっこう好きですが同姓から嫌われます)
元々女の人は何もしなくても女なのです。
だから普通の場合、わざわざ女らしい表現を必要としないのです。
なのでいざ表現しようとした時困るのです。
「そこ、もっと女っぽい表現して!」
「えっ、どうすればいいんですか?」って感じです。
もし元々女の人が女らしくしたら男の人の女役に負けるわけないですね。
上手く表現出来ないのですが、
女性はもっと「自分が女性である」ことを意識して欲しいのです。
ほら今これを見てるあなた、膝が開いてない?
「女らしさ」とはまず自分が女である事を意識しなおすところからですね。。。