なので今回は外人レッスンについて説明します。
以前は外人にレッスンを受けるためには留学しなければいけませんでした。
今は多くのコーチャーが日本にやって来ますので受け易くなりましたね。
コーチャーは審査員クラスや現役トップダンサーなど色々…
ほとんどの場合ラテン、スタンダードそれぞれのスペシャリストですね。
プロ団体や、選手会などが窓口となり申し込みを受け付けます。
レッスン代は45~60分で15,000~20,000円位ですね。
レッスンの時は、まず習いたい種目を言って踊って見せます。
そして踊り方を教わったり、振付を作ってもらったりします。
言葉は英語、恥ずかしながら私は英会話が得意ではありません。
それでも結構大丈夫なものです。
コーチャーももはや日本人のレッスンに慣れています。
レッスン中、日本語が出てくるコーチャーも少なくないですね。
あとダンスのレッスンでは身体を使ってある程度の会話が出来ます。
でも細かいニュアンスは言葉を理解しないと難しいですね。
だいたいどのコーチャーも基本にうるさいですね。
多くの日本人プロの場合、ダンスを始めるのが10代後半から。
外国では幼少からやっている人がほとんど。
23才でダンス歴20年、なんて事もめずらしくないです。
なのでどうしてもベース(基本)が弱いのです。
フットワークやリード&フォローなども弱いですね。
外国人に比べ短期間で形にするため、
基本(内面)が少なく見た目(外見)重視になってしまいます。
バリエーションから始める人もいるくらいです。
もう少し基本を大切にしたいですね。
今まで多くの外人レッスンを受けてきて思ったのですが、
やはり名選手が名コーチャーとは限りませんね。(合う、合わないもあるのかな?)
あと面白いと思ったのは、そのコーチャーの踊りのスタイルと教える事が違う事。
習う方はそのスタイルが気に入って習いに行くのですが、アレって感じですね。
例えば身体をよく使って踊るコーチャーが「身体を動かすな」とか、
キレイなラインを作る人が「どんどん動け」だったり…
どちらかと言えば逆のほうが多いかも。
でも考えて見れば当たり前か。
本人が強く意識するのは自分に足りないものです。
自分が生徒さんにレッスンする時も同じですね。
自分が気にしている所は、生徒さんのレッスンでも気になります。
その、気になるところは自分の意識しているところ。
結果、自分が普段気を付けてやっている事。(苦手)
それがレッスン内容になってくるのです。
外人レッスンはどうしてもレッスン代が高くなります。
でもそれだけの価値があると思っています。
精神的な刺激や自信にもつながります。
プロのダンス上達のためには必要な事かもしれませんね