一生懸命踊る時は力を入れますよね。
しかし先生からは「力、入り過ぎ、もっと力抜いて…」
と言われるでしょう。
ではどれくらいの力加減で踊ればいいのでしょう?
理想はそれをする上で一番少ない力です。
何事も「自然体」が理想、余分な力が入ってない状態ですね。
でもこの「自然体」はおいそれと掴めるものではありません。
それこそ膨大な練習、テクニック、踊り込みが必要となり、
余分なものが省かれていき、ナチュラルなものになるのだと思います。
私達も踊りをどんどん複雑にしていき、
いつの間にか気付いたらシンプルになっていました。
みなさん、ピカソの子供にも描けそうな絵を知っていると思います。
でも若い時の彼の絵は写実的で、とても細やかでした。
無駄を省いたのかどうか分かりませんが、超シンプルになりましたね。
数学の公式も、複雑な計算式を経て単純な公式になるのです。
さて、現実的に考えると、どうしたらいいのでしょう。
正解ではないけれど近いものを教えましょう。
単純に言うと下半身の力は入れて下さい。
上半身の力は抜いて下さい。
足元が緩んではいけません、特に乗っていない方の足。
ウエイトは片足でも両足で立つイメージです。
上半身はストレッチが大切になってきます。
力が入っていたら充分なストレッチが出来ません。
コネクションも固め過ぎてしまうと重くなります。
背筋を伸ばし、腕はリラックスです。
多くの人は上も下も全身に力が入ってしまうか、
または全身緩んでいるかのどっちかになってしまいます。
この意識だけでも大分違うはず、お試しあれ