今回は「プロとアマの違い」について考えてみましょう。
色々な違いがあると思います。
まず、プロダンサーとは?
教師資格を持っている人、プロの競技会に出ている人ですね。
例外としてプロの男性のパートナーがアマチュアの場合などがあります。
出場するのはプロの競技会になります。(男性にクラスがあるため)
基本的に教師資格と競技会は別物と考えた方がいいです。
資格がなくてもプロの競技会に出られます。(違ってたらゴメンナサイ)
これ以外の人は全てアマチュアですね。
ジュビナイル、ジュニア、ユース、シニアなどもアマチュアです。
単純にいうと職業にしていればプロ、趣味ならばアマチュア。
(アマチュアインストラクターというのもあります)
さて、肝心なのは踊りの違い。
これは一概に言えませんが、私の主観で言わせて頂きます。
プロとアマチュア、それぞれトップクラスで比較したとしましょう。
どちらも動きが良く、スピードもあり、ラインもキレイに踊るでしょう。
細かい所を見ればテクニックの違いなどもあると思いますが、
もっと大きな見方をしてみましょう。
私が思うに、自分のために踊っているのがアマチュアで、
人のために踊っているのがプロ、ではないでしょうか。
アマチュアの場合、身体をこう使うとか、手はこう、足はこう、
先生に言われた事をやろうとしますね。(悪い事ではないですよ)
プロの場合、まずどうやってお客さんを楽しませるかが先にきます。
そのためにはどうしたらいいかを常に考えています。
表現のバリエーションが豊富なのもプロと言えるかもしれません。
例えば、ルンバでオープンからファン、ホッケーを10回踊るとします。
10回とも正確に同じように踊るのがアマチュア。
10回全て違うように(タイミングや動きを変えて)踊るのがプロ。
音楽もリズムオンリーでもメロディーがあっても同じように踊ってしまうとアマ。
プロは曲によって瞬間的に踊り方(表現)を変えます。
競技会の時はどんな曲がかかるか分かりません。
でもその曲を聴いた瞬間にその世界に入れます。
楽しい曲、悲しい曲、寂しい曲、切ない曲、情熱的な曲、愛しい曲…
それぞれ表現を変え、曲と踊りをマッチさせます。
アマチュアの踊りは目に訴えかけ、
プロの踊りは心に訴えかけます。
身体の外側で踊るアマ、内側で踊るプロ。
結果、プロの踊りの方がより遠くまで届くでしょう。
上手く踊れる事を考えるアマ、
上手く踊れない事も考えるプロ。(状況変化の対応力)
まだまだ色々な表現が出来ますがこれくらいにしておきましょう。
(別にアマチュアの選手を非難している訳ではないのであしからず)
ここまで言っておいてなんですが、
世界のトップレベルのアマチュアはプロと遜色ないですね。
まあ、これらは私個人の見解です。
全てに当てはまる訳ではないのでご了承下さい。。。
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