よく踊っていると「重~いっ!」という言葉をよく聞きます。
これは男性、女性にかかわらず使う(使われる?)言葉ですね。
さて「重さ」、これには色々あるのです。
踊る時、どうしたら相手に「重い!」と言われるのでしょう。
まず体重、これは直接「重さ」
ラテンの場合、「重い」と言われても、
動きが重いと言う事はほとんどありません。
コネクション(リード&フォロー)に原因があります。
この時に腕の力を使ってしまうと「重い」になるのです。
これは男性も女性も同じです。
腕力を使うと「嫌な重さ」と感じます。
「重い」と言われた後、腕の力を抜く人がいます。
そうすると今度は「それじゃ軽すぎるよー」と言われます。
「じゃあ、どうすればいいのよー!
答えは、腕の力を抜くのではなく、腕と身体をつなげるのです。
「重さ」は、あっていいのです、ただし身体とつながった「動きの重さ」です。
上手い人にはしっかりとした「重さ」があります。
それも「心地よい重さ」です。
これは腕と身体がつながる事で出来る「動きの重さ」なのです。
昨日の話しの続きになりますが、腕(言葉)ではなく身体で抵抗するのです。
スタンダードの場合も、動きが重いのではありません。
重いのは女性のホールド、それも主に左腕。
踊っていると、どうしても左腕が落ちてきます。
それを男性はたまらなく苦痛に感じるのです。
女性は男性のホールドが「重い」より「きついor弱い」かな。
これも原因は腕、身体と腕がつながっていないとこうなります。
ではどうしたら腕と身体がつながるのでしょう?
簡単に出来る方法をお教えします。
肩を下げて下さい、以上です。
でもこれだけで充分です。
ただし、しっかり落として下さい、最初だけではなく最後まで。
ラテンもスタンダードも一緒、肩を目一杯落とし続けて下さい。
これでかなり質感が変わるはず。
スタンダードの場合、肩を下げても肘は上げておいて下さい。
ラテンでも腕を横に出した時、肩を下げても腕は下げないで下さい。
「重さ」とはキログラムの問題ではないのです。
5kgが重い時も、10kgが心地いい時もあるのです。
腕と身体をつなげて「心地いい重さ」を体得して下さい