今回は社交ダンスを「絵を描く」事に例えてみます。
芸術的、美しさなど共通点もあるかもしれませんね。
仮に人の顔を描くとしましょう。
まず大まかな配置を決めます。
丸描いて十字に線を引き、目、鼻、口などの位置を決め、
少しずつ細かく描いていきます。
たまに離れて見たり、横から見たりして、(逆さにする事もあるよ)
全体のバランスを確認します。
修正を繰り返し一応出来上がりです。
(完成というより妥協かな?)
さて、ダンスも同じようなもので、
大まかに始まり、少しずつ細かくなっていきます。
足りない所を足し、余分な所をなくしていきます。
最終的な完成はなく、今日はここまで、って感じですね。
ここでみなさんに気を付けてほしいのは、
部分的に描き込み過ぎない事!
よく一部分の練習にこだわっている人を見かけます。
例えばヒップムーブメントとかコネクションとか…
確かに大切な事なのですが、こだわり過ぎてはいけません。
貴重な練習時間、それだけだったなんて事ないですか?
仮にそこが上手く出来たとしましょう。
これを絵を描く方で考えてみます。
右目を描く事に集中して、上手く綺麗に描けました。
次は左目、これも上手く描けました。
同様に鼻、口などを綺麗に描きました。
さあ、離れて見てみましょう。
アレッ、全体のバランスが変、
左右の目の高さ、大きさが違ってたり…
福笑いのような顔になっているかもしれませんね。
このように美しさには全体のバランスが必要不可欠!
部分的に仕上げるのではなく、全体のバランスを見て作っていくのです。
ヒップムーブメントだけ練習してもダメって事ですね。
もともと社交ダンスはすぐ目の前で踊るのではなく、
ある程度の距離(5m~10m以上)離れた所から観られるのです。
細かい所だけではなく全体的なバランス、
シルエットを大切にして下さい。。。