石川です。
今回は「ダン子ちゃん物語・第10話」です。
前回、レッスンの受け方を相談したダン子ちゃん、今回はどうなる?
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さあ、明日から1時間の個人レッスンを受ける予定のダン子ちゃん。
「頑張なきゃ…キャァァァ~!」ゴロゴロ、ドッシ~ン!!!
アクシデント発生!!
なんと、階段からころげ落ちてしまいました。
「イタタタタ、足をひねっちゃった」
歩くくらいなら平気だけど力を入れると痛い、軽い捻挫かな?
(こりゃー明日のレッスンは無理かなー、先生にキャンセルの電話しなきゃ…)
トゥルルル~、「実は階段から落ちちゃって足を捻挫したみたいなんです」
I先生「あらら~、せっかく今回から1時間にしたのに残念ですね」
「怪我の程度はどうですか?」
ダン子「普通に歩くくらいは大丈夫ですけど捻ったりするとちょっと…」
I先生「・・・明日、レッスンやってみます?」
ダン子「ええ~っ、大丈夫ですかね?」
I先生「多分、痛いようなら無理強いしませんよ」
ダン子「じゃ行きま~す、こんな足じゃ先生に迷惑かけると思ってたんで…」
I先生「平気ですよ、ではお待ちしています」
・
・
そして当日、「よろしくお願いしま~す!」
I先生「今日はダンスシューズ履かなくていいよ」
ダン子「えっ、それでレッスン出来るんですか?」
I先生「今回は上半身の使い方をやりましょう」
「ダンスのレッスン、特にラテンの場合、
下半身のレッスンが多くなりがちなんです、ヒップや足の使い方など…」
「でも上半身も下半身と同じか、それ以上に大切なんです!」
「まず手の使い方なんですけど~…」
ダン子(これなら足は全然使わないから平気だわ)
それから背中の使い方、肩の動き、ネックの返し方など…
空間の役目やアイコンタクトまで教わっちゃいました♪
I先生「足、大丈夫ですか?」「全然大丈夫です!」
I先生「今回はここまでにしましょう、よく頑張りました」
ダン子「ありがとうございました、レッスンが受けられて良かったです♪」
I先生「怪我した時、ピンチ!と思ったでしょ、それをチャンスと考えて下さい」
「痛くないところの練習をする事で弱点を克服して!上半身の練習なら家でも出来るよ」
ダン子「ハイ、でも今度のグループレッスンはお休みしてもいいですか?」
S先生「そうね、今回はしょうがないか、早く治してね♪」
S先生「ここのグループレッスンは各種目の基本的な練習をします、
連続性がないので1回くらいお休みしても平気よ」
料金も月謝制じゃないので助かります。
他の教室に通ってるお友達が言ってました。
「グループ休むと次の時、足型が分からなくて大変なのよ」とか、
「月謝制だと毎回行っても1回しか行かなくても同じだもん」など。
でも、まさか足の怪我をしてもダンスの練習が出来ると思ってなかった。
とにかく早く治さなきゃ!!
怪我の功名?なダン子ちゃん、次回はどうなる?
※この物語はフィクションであり、実在の人物及び団体とは一切関係ありません。