石川です。
今回は「ダン子ちゃん物語・第13話」です。
前回、ダンスパーティーデビューをしたダン子ちゃん、今回はどうなる?
『前回のダン子ちゃんはこちら』
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いつものようにレッスンに来たダン子ちゃん。
「よろしくお願いしまーす♪」
最初にジルバやルンバを音楽に合わせて踊りました。
I先生「…ん、ダン子ちゃん、パーティーか何かに行った?」
ダン子「ハ、ハイ、この前知り合いのおばさんに誘われて…」
I先生「やっぱり、ちょっといつもと踊り方が違ってたんでね…」
ダン子(スゴイ、何で分かっちゃうんだろ?)「スミマセン…」
I先生「いや、別にいいんだけど、まだ上手く踊れなかったでしょう?」
ダン子「ハイ・・・知ってるステップも間違えてばかりで…」
I先生「まだステップだけでリードの受け方やってないからねー」
ダン子「私、ステップを覚えれば踊れるのかと思っていました」
I先生「じゃ今回はリードの受け方をやりましょうか?」
「まず手の組み方、これがちゃんとしてないとしっかり受けられません」
「基本的にプッシュとフックがあります」
「意識するのは空間、その空間が圧縮されるとプッシュになります」
「逆にそれが広がっていくとフックですね」
「よく押す、引くと言われちゃうのですが、引くではありません」
「プッシュの反対はプルです、フックとは引くではなく引っ掛ける」
「ここがポイント、プルではなくフックという言葉を使っている事です!」
「引くとなるとどうしても腕の力を使いやすい」
「フックとは引っ掛ける、何を引っ掛けるかというと自分の身体です」
「腕の力を使わず身体を引っ掛けるようにするのです」
ダン子「う~、なんだか難しそうですねー」
I先生「うん、簡単ではありませんが、特別難しいと思わなくていいですよ」
「プッシュも身体全体で前にかけて下さい」
「なるべく腕の力を使わず、空間を意識、距離感の変化を感じて下さい」
ダン子(言ってる事は分かるけど上手くで・き・な・い・・・)
I先生「そんなに力入れない、もっと楽に!大切なのは相手を感じる事!!」
「コネクションは一番難しくもあり、一番の基本でもありますよ」
「これが上手く出来ればなんでも踊れるよ!」
「ステップを覚えてもダンスは踊れません」
「でもコネクションを覚えれば知らないステップも出来るのです!」
「よくこのステップのここでプッシュとかやりやすいのですがダメです」
「なぜならコネクションにステップは関係ないから」
「関係があるのは距離感、という事は種目も関係ないって事」
「感覚さえ掴めばどの種目も同じように出来ます」
I先生「まだ難しいかもしれないけど少しずつ慣れていきましょう!」
ダン子「ハーイ!」・・・とは言ったものの出来るのかしら??
今回はかなり高度な事を教わったダン子ちゃん、次回はどうなる?。。。
※この物語はフィクションであり、実在の人物及び団体とは一切関係ありません。