石川です。
今回は「ダン子ちゃん物語・第16話」です。
前回、初コンペ観戦のダン子ちゃん、今回はどうなる?
『前回のダン子ちゃんはこちら』
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そろそろ一次予選の結果が出たころかな?
ラティーナ「ダン子ちゃん、一緒に見に行こうか」
壁に張り出している紙に選手がいっぱい群がっています。
(もっと大きい紙か、何ヶ所に張り出せばいいのに)
やっと見えるようになってきました。
数字がいっぱいと、マークがバラバラと…全然見方が分からない??
ラティーナ「よし、一回戦突破!」
どうやらラティーナさん達、無事二回戦進出したようです。
ダン子「おめでとうございます、良かったですね♪」
ラティーナ「まだまだ、段々厳しくなってくるからね、頑張るわ!」
そして二回戦、ラティーナさん達の出番です。
ダン子「○○番、ガンバレー!!」
(ラティーナさん、堂々としててとても目立っているわ、ここも楽勝ね)
と思った途端、「あっ、危ない!!」
他の選手と接触、転んでしまいました!
すぐに立ち上がり踊り始めたとこで曲が終わり。
戻ってきたラティーナさんに「ケガなかったですか?」
ラティーナ「うん、大丈夫、こんな事もあるのよ」
ダン子(転ぶなんて大失敗、きっと残れないんだろーな)
しかし!二回戦も突破、三回戦進出!?
ダン子「転んでも大丈夫なんですか?」
ラティーナ「競技ダンスでは接触転倒も直接関係はないのよ」
(ふ~ん、そうなんだ~、フィギアスケートとは違うのね)
三回戦開始、ラティーナさん達がフロアに登場。
少し見慣れてきたダン子ちゃん。
最初はみんな上手く見えたけど冷静に見ると…
この組は男性が上手い、ここは女性の方に目がいく。
上手さの違う二人が組んでる時の審査って難しくないのかな?
ここの組はスピードがあるけど雑な感じ。
こっちは逆にスピードないけど丁寧でラインもキレイ。
(う~ん、私には審査できないわ)←当たり前か?
(あっ、この若いカップル、カッコイイ!)←ミーハーかしら?
戻ってきたラティーナさんに審査基準を聞きました。
ラティーナ「全てを総合的に判断するらしいよー」
あの短い間であれだけの組数を?審査員スゴ過ぎ!
ラティーナさん達、決勝まで進みました。
「○○番、頑張ってぇ~、ラティーナさん、いっけぇ~!!!」
すっかりノリノリなダン子ちゃん、応援に力が入ります。
コンペが終わり表彰式、ラティーナさん達は3位でした。
今回で2級昇級が決まったそうです、おめでとうございます。
ラティーナ「ダン子ちゃん、応援ありがとね、お陰でガンバレたわ!」
ダン子「こちらこそ、とても楽しかったですぅ!」
いつか私も競技会に出られるようになるかしら?
いや、まず相手も必要だし、それよりもっと上手くならなきゃ!!
帰り道、ビシッと姿勢良く歩くダン子ちゃんでした。。。
※この物語はフィクションであり、実在の人物及び団体とは一切関係ありません。