石川です。
今回のタイトルは「着地」です。
ダンスに着地はないですね。(リフトは別ですが…)
でも似たような事はあるのです。
ワザモノの後の事です。
ワザモノとはドロップ系(女性が反り返るもの)、
バランス系(一人で出来ないポーズ)などの事。
これらのようなステップをやる時、みなさんは何に気を付けます?
多くの人はワザそのものに神経を使うと思います。
私は、ワザはもちろんですが、一番神経を使うのはその最後です。
どんなにワザが上手くいっても最後にふらついたらそれは失敗なのです。
ちょうど今オリンピックをやっています。
体操など、着地の出来次第で点数が全然違ってきますよね。
ダンスも一緒、最後の出来で評価が変わってくるのです。
これは競技会の審査でも同じだと思います。
ルーティンの途中にワザモノがあったとします。
そこに神経を使い、無事上手くいったとしましょう。
みなさんそこで気が抜け、ホッとしてしまいやすい。
例えばワザモノが上手くいってファンポジションになった時など。
「あー良かった、上手くいった!」と一瞬気が抜けます。
そこを審査員は狙っています!!
みんなの神経の抜けやすいところを見ているのです。
オープンやファンポジション、単純にウォークするところなど。
これらのステップはルーティンの繋ぎ目になりやすい。
スタンダードにおけるPPなども同じですね。
「次はアレだな」とか次の事に神経がいっていて、
今現在に神経がいかず、おろそかになっています。
審査員はみんながよくやるところで見比べるのです。
逆にみんなは誰もやらないようなステップの所を頑張りたがります。
審査員にとってのポイントはワザより基本。
確かにワザ的な要素も踊りにボリュームを持たせるためには必要です。
しかしそれだけではダメ!
ワザからステップ(基本)、その繋ぎに緩みがないように注意して下さい。
以前リフトの時にも言いましたが、終わりが大切なのです。
今回のオリンピックを見ていても同じ事を思いました。
みなさんも一つのワザが上手くいっても気を抜かず、
その終わりを丁寧に、そしてスムーズに次に繋げるようにして下さい。
着地を決めて高得点を狙っていこう。。。
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