石川です。
今回のタイトルは「美しさとは」です。
ダンスにおける美しさを考えてみましょう。
現在オリンピック開催中ですが、どの競技も美しいですねー。
鍛えられた身体はもちろん、心の美しさも感じます。
さて、ダンスで「美しさ」と言ってもいろいろなモノがあるでしょう。
身体のラインの美しさ、動きの美しさ、手や指先の美しさ…
持って産まれた美しさもありますが、これはある程度仕方ない。
でも努力によって身に付ける美しさ、これは出来るはずです。
まず「美」とは不変なモノではありません。
時代によって変わっているのです。
平安美人(うりざね顔)、昔はしもぶくれが美人だったようです。
しかし現代ではどうでしょう、美人とは言われにくいでしょうね。
ダンスの美しさも多少変化しているように思います。
昔は出っ尻、ハト胸が美しかったというのを聞いた事があります。
これは今では通用しませんね、真っ直ぐ立つ事が基本です。
そこから「しなり」や「うねり」を作っていきます。
現在の美しさ、これには勉強が必要です。
世界のダンスの傾向を理解していないといけません。
また世間の流行も関係してきます。
ファッションの流行が衣装の流行になってくる事も多いのです。
衣装の美しさはダンスの美しさに大きく関係してきますね。
常に流行のアンテナを敏感にしていないといけません。
技術的な美しさ、これは担当の先生にまかせましょう。
いろいろあり過ぎて言葉では説明しきれませんものね。
私がみなさんに言いたいのは「ダンスは常に美しさを求めている」って事。
レッスンではいろいろ直されると思います。
「ここはこうした方がいいよ、ここはこうね」って感じ。
でもその言葉の後に「美しさ」が隠れているのです。
「ここはこうした方がいいよ、そうすると美しいから」って事です。
先生はその言葉を省略しているだけなのです。
ほとんどのテクニックはそのためのものです。
みなさんももっと「美しさ」を意識しましょう。
ダンスの時はもちろん、ダンス以外の時もね。
常に美しさに気を使っている人はダンスの上達も早いと思います。
お化粧、服装(レッスン着)、歩き方やしぐさまで…
普段の心がけがダンスに現れるのです。
「ダンス愛好者の諸君、常に美しくあれ!」(美の伝道者より)