石川です。
今回は「ダン子ちゃん物語・第17話」です。
前回、競技会の応援に行ったダン子ちゃん、今回はどうなる?
『前回のダン子ちゃんはこちら』
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I先生「ダン子ちゃん、競技会の応援に行ったんだって」
ダン子「はい、とっても刺激的でしたー」
I先生「ダン子ちゃんもその気があって相手がいれば出られるよ」
ダン子「私なんてまだまだ、もっと上手くならないと…」
I先生「そう言えば今度うちのパーティーがあるけど、どう来れそう?」
ダン子「もちろん出席させて頂きま~す!」
I先生「だったらトライアルに出てみない?」
ダン子「トライアル?それなんですかぁ~」
I先生「パーティーで私と一緒に踊るんだよ」
ダン子「ええっ~、無理ですーーー!!」
I先生「大丈夫だよ、1組で踊るんじゃないし、時間も長くないよ」
ダン子「私まだベーシック、それも簡単なのしか踊れませんけどー」
I先生「ステップはベーシックでOK、格好はドレスでも練習着でもかまわないよ」
ダン子「でもお金もかかりますよね~」
I先生「まあね、でもうちの場合パートナー料含めて2~3万くらいからだよ」
ダン子「それくらいなら出せなくはないですけど~」
I先生「参加した方がパーティーが楽しくなるよ!」
ダン子「でも私は初心者、全然上手くないしー…」
I先生「別に上手い人が出るもんじゃないよ、楽しむ事が第一!」
ダン子「せっかくだから出たい気持ちもあるけど~…」
I先生「これからのためにもなると思うよ」
ダン子「・・・ハイ、じゃ頑張ってみます!」
I先生「では今日はそのためのレッスンをしよう」
ダン子「ハーイ、よろしくお願いしまーす!」
I先生「出るからには少しでもいい踊りをしないとね」
「ただ足型を順番通りに踊っていても見ている人に何も伝わりません」
「上手い踊りと良い踊りは違います!」
「上手い踊りとは技術的にレベルが高いこと」
「でも例えレベルが高くても気持ちの入っていない踊りは良い踊りではありません」
「技術はダンスに必要な要素の一つに過ぎない」
「大切なのは踊り手の感情と一生懸命さなんです!」
「ここでこうする、この時はここに注意、そして笑顔かな」
ダン子(上手くなくてもいい踊りが出来るのかー)
(技術に自信はないけど、ダンスを好きな気持ちと一生懸命さなら誰にも負けないゾ!)
I先生「はい、そこで下向かない、指先まで気を使ってー、笑顔はー?」
ダン子「ニカーッ♪」
I先生「よし、その調子、膝曲がってるよ、ヒップムーブメント、笑顔はー?」
ダン子「ニカニカーッ♪♪」
パーティーのトライアルに向けた練習は続くのでしたー。。。
※この物語はフィクションであり、実在の人物及び団体とは一切関係ありません。
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