石川です。
今回は「衣装について」です。
この前のコンペで多くの衣装を見ての感想です。
全国からトッププロが集結しました。
ラテンだけでも200種類以上の衣装を見たという事になりますね。
まず女性の衣装、どれも工夫されていてキラキラ華やかでした。
色もカラフル、素材もデザインも豊富ですね。
以前は流行のカラー、デザインがあったりもしたのですが、
今は特にありません。
簡単に言えば「何でもあり」
それゆえに作る時は悩みます。
色はどうする、デザインはミニ、ロング、セパレート、タイト、フリル?…
素材はどうする、フリンジ、スパン、デコレーションは…
色々考えて作るのですが、なかなかイメージ通りにはいきません。
またイメージ通りに出来たとしても着てみると雰囲気が違ったり…
ここで一つアドバイス、基本的に自分に合った衣装を着て下さい。
スタイルに合わせる、踊りのタイプに合わせる等…
多くの人は合っていたと思いますが、中には、「んっ?」と思う人も。
例えば太っているのに膨張色のフリンジ、フレアの衣装など。
もっと引き締まった色、デザインにすれば見え方が全然違うだろうに。
逆に細過ぎる人のタイトや肌の露出が多いのもどうかと思います。
衣装は自分の身体、踊りの弱点をカバー、長所を伸ばすような物が理想。
細ければボリュームのある物、太ければ少しでも細く見える物にしましょう。
男性も同じですね。
男性の衣装は今流行りがあります。
ノーカラーで胸元が大きく開きルーズフィットな物です。
今回も多くの人がこのデザインでした。
流行を取り入れるのは大切な事です。
しかし似合うかどうかが一番大切。
貧弱な身体で胸元を大きく開けるのはかえってマイナス。
このタイプの衣装を着るのならしっかり身体を鍛えましょう!
色は以前ほとんどの男性が黒オンリーでしたが、
今は上も下も色々な色がありカラフルで良かったと思いました。
男性も女性も衣装のデザインだけに頼らず自分の身体もデザインして下さい。
流行を取り入れ、自分に合った物を着るようにしましょう。
最後にプロの先生に一言。
衣装を作る時にデザイナーに全て任せるのは止めましょう。
デザイナーに聞くと結構「お任せ」の選手がいるそうです。
衣装にはその人のカラーが出て、オリジナリティーが必要です。
自分の衣装にテーマ(狙い)を持ち、しっかり意見を言いましょう。
衣装で踊りの印象は全然変わってきます。
アマチュアの方も同じです。
ただ単純にいい衣装を着るのではなく、自分に合っているものを着る。
また衣装をよく見せるためには自分の努力も必要です。
身体、踊り、そして衣装、全てのバランスが取れて初めて良い物になるのです。
簡単ではありませんが、気を付けたい事ですね。
それでは、また。。。