石川です。
たまにはダンス論、「リードは人のためならず」です。
元の言葉はみなさん御存じ「情けは人のためならず」ですね。
まずこの言葉の意味を間違えないで下さい。
情けは人のためにはならないという意味ではありません。
情けをかける事は人のためではなく、
巡り巡って自分のためになるという事。
という事は、リードは人(相手)のためではなく、
自分のためになる、という事になりますね。
カップルレッスンなどの時、男性に、
「もっとしっかりリードして!」と言います。
多くの男性は自分のステップだけで精一杯。
とても相手の事に気を使う余裕はありません。
「センセー、リード気にしてると間に合いませーん」
「絶対男性の方が大変に出来てるよー」
・・・フフフッ、キミはまだリードの醍醐味が分かってないよーだね!
確かにリードは女性を動かすためにあるのかもしれない。
でもそれによって自分が動きやすくなるのです!!
そうすると、さらに次のリードもしやすくなる。
リード&フォローは二人でするもの。
お互いに感じる事は一緒です。
「今のところやりにくいんだよなー」
「あら、私だってやりにくいわよー!」とか、
逆に、「あっ、今のいい感じ!」
「私も今気持よく踊れたわん♪」など。
感じ方はいつも一緒ですよね。
自分が苦労しているところは相手も苦労しています。
ここで、自分の事ではなく相手の事を考えてリード出来るか?
ここが最大のポイント!
それが出来れば、相手が踊りやすくなり、
結果、自分も踊りやすくなるのです。
例えばチャチャチャのキューバンブレイクなど。
リード無しでやったら大変、とても間に合いません!
でも女性がやりやすいようにリードしてあげて下さい。
すると女性は思い切って開けます。
その結果、開いた反動が伝わり自分も素早く戻る事が出来るのです。
これはほんの一例、まだまだ沢山ありますよー。
男性諸君、解ってきたかね、リードは女性のためじゃないんだよ。
自分が恰好よく踊るためにあるのです。(石川流解釈)
そう思う事で、もっと相手に優しく出来るんじゃないかな。
みなさん、試してみて下さい。。。
最後にもう一度…
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