石川です。
今回は以前「お題募集」で頂いたコメントより。
◆ジャッジについて(しやあせ)2010-02-10 11:57:11
アマの競技選手から聞いた話です。競技会で技術や芸術的に良いカップルがいても、裏で先生がジャッジに頼んで上手い選手が評価されず、そうでもない、誰が見てもん・・・下かな?と思うカップルにチェックが付いて上位になる。なんてことがザラにあるよ。と聞きました。色々な難しい部分はあるにせよ、プロが公平でない事をするのは、私はちょっとどうかな~と思います。私はこれから競技に出たいので、決して安くはない費用をかけて、上手くなろう、頑張ろうと取り組んでる一方で、一部だと思いますが、プロがそういうことって・・・それでプロなの?石川先生の見解を伺ってみたいです。
さてさて、これは非常に難しい問題ですね。
何がかというと、見方によって変わってくると思います。
まず、アマ競技会の下のクラスの場合。
このようなケースはほとんどないのでは?
たまたま自分の習っている先生がジャッジで、その時に良い成績が取れた場合、
周りは、裏で何かやったんじゃない?となります。
実際は自分の先生の前でいつも以上に頑張れたのかもしれません。
また顔見知りの先生の方が点数が入りやすいってものあるかも?
ではアマチュアで上の方のクラスの場合。
この辺になるとある程度色々な先生に習っていると思います。
この時点では悪い事ではありませんよね。
競技の審査に金品が絡んできたらいけないとは思いますが…
ではお世話になっている先生にお歳暮などを送っているとしたら?
常識的な物でしたらこれも問題無しだと思います。
高額な物でしたらいけないと思いますが、その境界線は?
自分で特別な事をしていなくても誤解される事もあるのかもしれませんね。
プロの場合、これもある程度上の方のクラスでしょうね。
私も今まで何度も???と思うコンペを見てきました。
決勝にも入れないだろうと思う選手が優勝したり…
きっと審査員の言い分は「私には良く見えた」でしょう。
こうなると問題は審査員の品格だと思います。
今は審査結果は翌日にはHPでアップされます。
他の審査員と全然違うジャッジをしていて恥ずかしいのは本人だと思います。
どの団体でも常に審査問題は起きています。
私は人間が人間を審査する競技に絶対的な公平はないと思っています。
数字(タイムやスコアなど)が出る競技は分かりやすいですよね。
これは社交ダンスだけでなく、フィギア、シンクロ、新体操など…
技術点、芸術点、規定、フリーなど色々工夫して審査しています。
その点まだ社交ダンスの審査方法には改善の余地があるかもしれません。
オール外人ジャッジにしても、もはや誰かが誰かに習っていることでしょう。
最後に私はどんな気持ちでコンペに挑んでいるか。
エコヒイキ、不公平、大いに結構。
やれるもんならやってくれ、ってくらいの気持ちで踊っています。
逆に言えば、そんな事させないくらい良い踊りをすればいいと思っているから。
審査員の反応より観客の反応の方が正直だと思っています。
日本はまだまだ外国よりブーイングが少ないですよね。
外国では納得のいかない結果の時は思い切りブーイング(うなったり足ふみしたり…)
日本でも稀にありますね(去年の統一全日本でもざわつく程度?)
私は今までどちらかというと、一匹狼的にここまできました。
誰につくわけでもなく、どの審査員とも特別な関係はありません。
それでもここまでやってこれました。
どんな審査員でも良いモノは認めてくれると思っています。
多少の不利があってもそれを克服できる踊りをしましょう。
私の持論では審査員の事をアレコレ言っている人は伸びません!
ひたすら自分の踊りを高めるよう努力しましょう。
必ず認められるはずです、私が保証します!
以上、私のジャッジとコンペについての考え方でした。。。
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