石川です。
私達は昨日のコンペでラテンの競技引退を表明いたしました。
（スタンダードはまだ競技を続けます）
突発的な事ではなく、私達は数ヶ月前から決めていました。
いつかこの日が来るもので、それが昨日だったというだけ。
私、個人的に引退を考えたのは１０年くらい前。
それからよくここまでねばったと思っています。
二人での会話でもたまに「どうする？」「いつまでやる？」
なんて事は話していました。
でも今までは「いや、まだ出来る」「もうちょっと…」だったのですが、
今回は二人とも気持ちは一緒でした。
私「・・・そろそろかな？・・・」
純代「・・・そだね・・・」
あっという間に決まりました。
今まで頑張った自負があるから未練はありません。
続けようと思えばまだ可能かもしれません。
でも自分の踊りに納得出来ない部分がどんどん増えてくるのです。
それまでは「練習して克服しよう」「違う部分でカバーしよう」と思っていたのですが、
どうしようもないところもあるのです。
デモのように単発ならまだクオリティを維持できると思います。
しかし競技ではそうはいきません。
一日で２０～４０曲くらい踊ります。
体力的に持たないのともちょっと違うかな？
あとで自分たちの踊りをビデオなどで見た時、
「なんじゃこの踊りは！？」となっちゃいます。
引退する時、それは二人とも一緒にそれを感じた時、だと思っていました。
今回、幸か不幸か二人一緒に感じてしまいました。
昨日のコンペでは、今まで培った全てを出そうと思って踊りました。
全てが終わったときに感じたのは、寂しさよりも清々しさ。
純代先生と組んだのは９８年、それから今までほぼ全ての競技会で決勝入り。
チャンピオンも含め多くの大会で優勝させて頂きました。
実は前回の競技会で優勝出来たのが嬉しかった。
二人の中では引退決意後のコンペでしたので…
踊りがダメになったから引退と思われたくない！
まだ優勝も出来るんだぞー、最後の意地でしたね。
今まで常に新しい何かに挑戦してきたつもりです。
振付やドレスにも（失敗も多々ありましたが…）
そのスピリッツは今後も変わる事はないでしょう。
スタンダードの競技続行とラテンの後進育成で頑張りたいと思います。
最後に多くのお客様、生徒さん、プロの先生、役員の方々から温かい言葉を頂きました。
どうもありがとうございました。
そしてここまで出来たのも家族の理解と支えあってのもの。
ほとんど家にいないお父さんでごめんなさい。
あと私のいたらないところを常にサポートしてくれた純代先生、
ありがとうございました。
これからも無理言うかもしれませんが、よろしくお願いします。。。
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