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音ズレ?。。。

石川です。

今回はみなさんからの質問に答えます。
(このところダンスネタじゃなかったからね♪)

◆スローフォックストロットの音のタイミング (tktmn)2011-02-02 22:51:13

スローフォックストロットで、ある先輩からスローが早すぎると言われました。
SQQでちゃんとつじつまは合っているのでちゃんと音がとれていると思ってたのですが・・・・

それで、スローフォックストロットのレッスンDVDを見ました。
すると、自分の思っているタイミングより遅い、それどころか音に遅れているんじゃないか?と感じてしまいました。
でも、日本インターとか競技会のDVDは、音はずれてないと思いました。

石川先生が、動画では実際より音と動きがずれるみたいなことをおっしゃってたのでそういう影響もあるのかなとか、
レッスンDVDは音を別取りにしているためずれているのか・・・・・

ちょっと話はそれている感じはしますが、
スローの音でどれくらい粘ればいいのかが、つかめないでいるのでちょっと質問してみました。

■私の回答
おもしろい質問ですね。
いろいろなパターンがあるのでいくつか考えてみます。

まずレッスンDVDの音ズレ、これは別撮りだからという事ではないと思われます。
世界のファイナルクラスならそんなタイミングで踊ります(制作時に本人に確認も取ると思いますよ)

日本インターや他の競技会のDVDのタイミング…これもそれでいいと思います。
ではご自分のスローのタイミングは・・・やはり早くなってると思います。

えっ、何の答えにもなっていないって、まぁまぁ…
まず、スローのタイミングは色々正解があります。

ぶっちゃけ上手い人のタイミングはすべて正解!
う~ん、これじゃ理解できないですよね。

自分が思っている(素直な)SQQで踊っている選手の説明はいりませんね。
問題はズレているんじゃないの?ってタイミングで踊る選手の説明です。

どちらも正解ですが私は個人的にこっちの(ズレてる)ほうが好きです。
よりゆったり重厚感があるように見えるからです。

ではなぜそう見えるのか、踊るのかってことですが、
まず、あなたはどこでタイミングを見て(取って)いますか?

多分「足」ではないでしょうか。
それも「足」を着くタイミングで音を取っている。

多くの人がそうだと思います。
私が理想と思うのは「ボディ」で音を「感じる」のです。

身体のセンターでスローと感じアクションをする。
センターから足先が動くまで少しのタイムラグがありそれが遅れと感じるかもしれません。

レッスンDVDをタイミングを気にせず見ていた時は違和感がなかったと思います。
それは音楽とボディが合っていたから。

でも音を数えながら映像を見ると「ん?」ズレてない?…となったんだと思います。
音楽は「数える」ものではなく「感じる」ものなのですよ。

違う観点から…
スローを踊るときに気をつけたいのは第二クイック。

これが小さくなるとワルツみたくなっちゃう。
なるべく大きく出したいですね。

第二クイックを大きく出す、そしてさらにその脚を使って次のスローに続ける。
するとそのスローの頭で体重は乗せられません。

この大きな動きがスローのタイミングに乗り遅れているように見える原因かもしれません。
小さく踊っているとスローに早く乗ってしまい、結果タイミングが早くなっているように見える。

スローのところは決して止まって待つような感じではありません。
ダイナミックに大きく動いていくところがスローのタイミングの使い方です。

さらに違った見方で…
音楽&踊りの抑揚と言えばいいのか?

例えばカラオケでスローバラードを歌うとしましょう。
タイミング通りに歌って感情のこもった歌になるでしょうか?

上手い人には「タメ」があると思います。
ちょっと遅れるくらいから「ウワァ~~」と歌うんじゃないかな。

そこに感情がこもり聴いている人も共感したり…
この感じ、スローフォックストロットにもルンバにも当てはまると思います。

私たちのベーシックルンバを見直してみてください。
カウントを数えれば「ズレている」かもしれません。

石川・菅野組「ベーシックルンバ」

でもそれはわざとやっている、いや、感じたままに踊っていると言えばいいのか。
音にステップを合わせるのではなく、音楽にボディを合わせる(究極は音楽との一体化)

もっと積極的な表現をすれば、音楽が先にあるのではない。
まず自分が在り、音楽や空間を支配する、くらいの気持ちで踊っています!

音楽と表現の世界は奥が深いですよ。
私は多くの日本人ダンサーは(トッププロを含め)音楽表現が下手だと思います。

合わせにいっちゃうんだよなー。
もっと音楽の方が勝手に合うようにならないと。

そのための練習(音楽表現の方法や幅)が足りない!
みんなステップやアクションの練習ばっかり…

・・・話しがそれてきたね。
この辺はまた別の時に…

音楽やタイミングに疑問を持つことはとても大切な一歩です!
これからもそれらに気をつけて練習していってください。。。

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