石川です。
今回はみなさんからの質問に答えます。
◆Unknown (クマー)2011-02-05 11:59:33
30代後半ダンス歴4年弱、個人レッスン週2~3回、教室でのグループ基礎レッスン週2~3回、
公民館サークル週2回、VW以外は一応踊れます。
日曜はパーティーにも行き、ダンスしない日を週1.2程度に抑えて常にからだを動かす努力をしています。
皆が談笑している時も黙々とシャドーと基礎をしています。
ですが、踏歴4年ほどで週1回のグループ以外一切していない人にどうしても適いません。
(休みがちで月3回2回もザラ)
例えば、皆が3回習って覚えることを1回で覚えてしまったり、姿勢がいいとか…。
他のダンスをやっていた人は上達が早いといいますが・・・
こんなに時間とお金を費やしても適わないのでは、
自分は向いていないのでは…と酷く落ち込みます。
出来ないステップを200回、300回練習しても出来るようにならなかった時、
競技選手の方は自分は500回、600回でも練習したと聞いてまだまだ自分は努力が足りないと反省したんですが、
この方は苦もなくこなしてしまうんですよね…。
今のまま続けていても上達できるのでしょうか…。
やっぱり才能のある人にはどうやっても適わないんでしょうか。
■私の回答
多分その方は物覚えがよいタイプなのでしょう。
物覚えがよい=才能がある、とは思いません。
何事も覚え方にはコツがあります。
早く覚えられる人は全体像をつかむのが上手い。
逆に物覚えがよくない人は部分的に覚えていくタイプの人。
細かく正確に覚えようとする分時間がかかるのです。
物覚えのよい人は一見それっぽく見えるようにやります。
でも正確にできているわけではない(どこかにごまかしがあります)
時間をかけて繰り返し練習して覚えたモノの方がしっかりしています!
こう考えてみたら。
物覚えがよい=最初は早いがあとで時間がかかる。
物覚えが悪い=最初に時間がかかるがあとは早い。
もちろん個人差はあるでしょうが、こう考えた方が頑張れる。
ダンスに「才能」というのはあるでしょうが、私はあまり気にしません。
それはダンスの95%は努力によるものだからです。
私ですら自分に才能を感じたことはありません。
ひたすら努力でここまできたと思っています。
(これはどの世界でも上の人ほど言いますね)
私の生徒さんでも物覚えのよい人は結構いました。
でも残念ながらどの人もあまり練習する人ではなかったのです。
結果、そこそこまで踊れるようになっただけで特別上手くなりませんでした。
物覚えのよさは努力を減らす可能性がある?
女の人でもこんなことない?
もともとキレイな人、あまり化粧や身だしなみを気にしなかったり…
ちょっとおしゃれに気をつければもっとキレイになれるだろうに(才能あっても努力なし)
逆に普通の人が一生懸命努力して、キレイになる(こっちの方が好感持てるな♪)
よく聞く言葉「うちの子はやればできるんですぅ」
私は「そんなの当たり前、やれば誰だってできるんだよ」って思っちゃう。
ダンスは繰り返し練習してこそ身につくモノ。
ちょっとやってできるモンじゃありません!(なんとなく…くらいならあるけど)
もっと自分の努力を信じましょう!
成果があまり見えないとくじけそうになるけど、そこが踏ん張りどころ!
一直線に上手くなれる人なんていない。
蛇行しながら上ったり、ときには下ったり…最終的に高い山を登り切るのです!
ダンスに才能というモノがあるかもしれないけど、そんなの関係ない。
もし私に才能があったとすれば「努力する才能」でしょうか。
「努力はどんな才能も凌駕する」
これでいきましょう!。。。
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