石川です。
今回は過去記事ピックアップ。
『言い方。。。』2006-09-14 23:58:56
同じ事を説明するのでも、言い方一つで全然理解力が変わります。
なるべくその人にとって解り易いよう、多角的に説明します。
ダンスは非常に立体的なもの、正面からの説明だけでは解りにくいのです。
例えば、コーヒーカップを知らない人に説明するとしましょう。
横から見れば四角ですが、上から見ると丸になり、
角度によって取っ手が見えたり、見えなかったり…
なるべく多角的に説明したほうが本当の姿をイメージしやすいのです。
生徒の理解力も必要です。
この前四角だったものが今回は丸になったりするのですから。
先生からすれば四角も丸も同じ物なんです。
こんな感じで例え話しもよく使います。
生徒さんから「なんで上手い人の踊りは余裕があるんでしょう?」
そんな時は「あなたは軽自動車、上手い人は高級車、
両方とも100キロで走っていても余裕が違います。」
同じ速さ、曲、で踊っても排気量の差が余裕の有無になってくるのです。
色々なテクニックを身につける事が、排気量アップに繋がるという事になります。
レッスン中、言いたい事はいっぱいあるのですが、
マシンガンのように言ってしまうと訳解らなくなってしまいます。
必要な事に優先順位をつけ、一つか二つに的をしぼるようにします。
一度に何ヶ所も意識するのはとても大変だからです。
あと気をつけているのは「間」の取り方。
重要な事を言う時は、一呼吸「間」を作ります。
そうする事で聞き手の集中力が違ってくるのです。
ダンスの先生は皆正しい事を言っています。
差があるとしたら言葉の説得力、言われて納得出来るかです。
どうしたらその説得力が身に付くのでしょう?
私が思うに、それはその人を信頼、尊敬出来るかではないでしょうか。
もしあなたが全然知らない人から
「髪の毛、切った方が似合うんじゃない?」
と言われても、「余計なお世話よ!
でも自分の信頼、尊敬してる人に言われたらどうでしょう?
「そうね、ちょっと切ってみようかしらん
同じ言葉でも全然反応が変わってくるのです。
言い方から始まったのですが、いつの間にか説得力になっちゃいました。
私もみんなから信頼、尊敬されるよう、日々努力したいと思っています。。。
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