石川です。
今回はダンスを彫刻に例えてみます。
(みなさんやったことあるかな?)
まずは素材を選び大まかなデザインを決めます。
そこから少しずつ彫っていきます。
仮に人体像とすれば、頭がここ、手はこの辺で足はこんな感じ…
いきなり顔を完成させたりしません。
少しずつ少しずつ削っていき、イメージに近づけていきますね。
途中でいろいろな角度から眺めたり、離れて見ることも大切。
これらは全体のバランスを見るのに必要な作業です。
最後にヤスリをかけ、ニスを塗り完成、こんな工程かな。
さて、私が何を言いたいか分かるかな?
言いたいことは、常に全体のバランスを考え、細部を少しずつ整えていくこと!
ヒップムーブメントの練習ばかりしている人、いませんか?
他にもかたよった部分的な練習を繰り返している人も多いと思われます。
これは部分的な完成を求めているようにみえます。
上手くできたとしても、他の部分とのバランスが悪くなりやすいのです。
先ほどの彫刻でいえば、美しい顔ができても手が短かったら変なのです。
そうならないように常に全体のバランスを考えてください。
自分の踊りのどこが変なのかを見極める。
そしてバランスの崩れているところから直すようにしていく。
ヒップムーブメントだけでなくフリーアームの練習がもっと必要だったり、
身体をちゃんと使っていても、目線が下になっているだけでも変に見えますね。
先ほどの多角的に見るや、離れて見るは全体像をつかむために必要と言いました。
これはダンスで言うと、自分の踊りをビデオなどで撮影して見てみるといいでしょう。
鏡では主観的な見方になりやすく、ビデオでは客観的な見方ができます。
もっとスピードが必要とか、もっと伸ばさなきゃ、動かさなきゃなど…
最初は大ざっぱに削っていき、イメージに近づけていくものです。
なのに最初からヤスリをかけているような人も多いです。
完成まで何十年かけるつもりだよ。
(本当の完成はありませんが…)
ちまちま練習している人、もっと大胆に思い切って踊ってください。
レッスンをしていると、今それは気にしなくていいから、ということも多いです。
みなさんすぐヤスリをかけたがるのです。
あなたはまだノミの段階、ザクザクいきましょう。
ヤスリの段階も粗いものから凄く細かいものまで何段階もあります。
早くきめ細やかなヤスリが使えるようになりたいですね。
色づけなども最終段階の作業。
最初から塗っていく必要はありませんね。
私はダンスも一つも芸術作業と思っています。
自分の身体を使って「美」を追求していく。
「美」は全体の調和があってこそなのです!
ファッションで考えても一緒だね。
かっこいいスーツ、スラックスやスカート、ビシッと決めてもスニーカーを履いたら台無しです。
お洋服がバッチリでもメイクや髪型が決まってないとやはりダメ。
高級品を揃える必要はありません。
「美」には全体の調和が大切なのです。
みんさんも最初はザクザク削り、徐々にヤスリがけ。
美しい彫刻ができるよう努力してください。。。
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