石川です。
今回は過去記事ピックアップ。
「踊り込むわけ。。。」2007-02-24 23:58:10
今回はその理由をお話しましょう。
踊り込み=繰り返し踊ることなんですが、
まず身に付けるために繰り返す。
これはみなさんやっている事でしょう。
でも覚えてからも踊り込みは必要です。
特に競技選手、何度も予選を踊りぬく体力をつけねばなりません。
ダンスの体力はダンスでしかつけられないのです。
でもどんなに体力があっても、無駄な力を使っていたらすぐにガス欠。
いかに燃費よく踊れるかがポイントになってきます。
ただ力を抜いたらダラダラした踊りになってしまいます。
必要な力は使い、不必要な力は使わないようにするのです。
これがなかなか難しい、分かっていても出来ない事なのです。
また、知っていても教えられない部分とも言えます。
「この筋肉を使って、ここの筋肉は休ませる」
言われて出来る事じゃないですね。
そこで踊り込みが出てきます、そしてポイントはここから!
しっかり疲れるまで踊ったとしましょう。
ここで辞めたらあまり効果はありません。
大切なのはここから先、疲れきったあとの練習がタメになるのです。
多分ヘロヘロでまともな踊りにならないでしょう。
でもそれでいいのです、ヘロヘロなりに頑張って踊るのです。
すると体は最低限必要なところしか動かなくなるのです。
体が勝手に不必要な筋肉を使わなくなります。
元気な時は、必要、不必要関係なく全身に力が入るのですが、
これを疲れる事で、必要、不必要を体に気づかせるのです。
みなさんもこんな経験ないですか?
「さあ、今日は頑張るゾー!」と張り切って踊ったら、先生から
「今日は硬くて重いね~、どうしたの?
逆にあまり気乗りしない時、「すごくいいじゃない!
よくある事です、でもこれは偶然の産物。
意識して出来ることではありません。
よく野球やゴルフなどで素振りや打ち込みをしますが、
疲れきったあとが理想のスイングだと言います。
それは余分な力の入ってない(入らない?)状態だからです。
どんな事でも、それをするのに最低限の力が理想的なのだと思います。
踊り込みとは体力をつけるためではなく(もちろんそれもありますが)、
無駄な力を使わなくするためにするのです。
それを体に覚えこませるための踊り込みだと思います。
この練習法で精神的な自信もつきますね。
「あ~疲れた、今日はよく踊ったね」で終わる人達。
そこからの練習が大事なんですよ~。
かなりキツイ練習方法ですが効果は大きいですね。
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