石川です。
今回はみなさんからいただいた「お題」を考えてみましょう。
◆音のとり方 (tktmn)2012-03-07 19:37:44
音がとりやすい曲とそうでない曲。
途中からリズムをきざんでいた楽器の音がなくなって音をはずしてしまったり。
競技会で使われる曲を良く聴いて予習しておけばいいといったらそれまでなのですが・・・・・
音を外さないようにする工夫について少しお話をうかがえればと思います。
曲が流れてリズムをつかめたら、
途中から音を見失ないようにずっとそのテンポで心の中でカウントしておくとか・・・
■私の回答
まずパターンとして音が取れない(1がどこかわからない)人と、
最初取れていたのに途中から外れていく人がいます。
取れない人の場合、まず音楽をよく聞きましょう。
よく曲の始まりは「1」からと決めつけている人がいますが違います。
「1」から始まる曲も多いですが、そうじゃない曲もいっぱいあります。
あとよく聞くと言いましたが、あまり楽器の音を探さないほうがいい。
ドラムの強い「ドン」が「1」とか「チャチャ」ってとこが「4」いう訳でもない。
ではどうやって取ればいいのか?
私はメロディーで取るようにしています。
旋律の始まりが「1」なんです。
ただ漠然と頭の中で「1」を探すのではなく、身体を動かしてみましょう。
例えば手拍子や足でリズムを取るなど…
頭の中だけで取るよりも「1」が取りやすくなると思います。
最初はリズムオンリーの曲(取りやすい曲)で取る練習をする。
次はリズム+メロディーの曲。
その次はリズム+メロディー+ボーカルの曲。
高度な練習としてリズムが無い曲(打楽器のない曲)で取るようにする。
例えばダンス曲ではありませんが、アカペラのようにボ-カルだけの曲など…
そのような曲でもカウントは取れますのでお試しあれ!
カウントが取れないと絶対に良い踊りはできませんので頑張って!
音が途中でズレる人の場合。
これもやはり音楽をよく聞くってことになるのですが…
踊っている時、頭の中だけじゃなく、慣れるまで声に出してカウントを言うようにしましょう。
これだけでもだいぶズレにくくなると思います。
なぜ最初取れていたのに途中でズレてしまうのか?
それは意識が音から離れ、足型や身体の使い方を気にしてしまうからです。
踊る前は意識の100%が音楽に向いています。
しかし踊りながらでは50%くらいになっているかも?
難しいところでは踊りに80%、音楽に20%くらいかもね。
そうなるともう音を外しているかもしれません。
では常に音楽に意識100%でないといけないのか、というとそうではありません。
慣れることによって音楽への意識は少なくできます。
最初は音楽に100%使っていないと外れてしまう。
そのうち半分でも外れないようになってくる。
もっと少ない意識でも大丈夫になり、
最終的には意識しなくても外れないようになります。
誰でもなるべく踊りの方に神経を使いたいですよね。
でもそのためには音楽を耳でよく聞く、というより音楽を身体で感じることが大切!
多くのテクニックは音の使い方で変わってきます。
音楽への意識を高めることはその第一歩と言えるでしょう。
みなさんももっと音楽に意識を向けて踊るようにしてください。
今回はここまで。。。
◆動画レッスン・サンバ編DVD、発売中◆(←クリック!)
■サンバの基本、バウンズ、カウント、ウォーク、ベーシック…など収録!
◆動画レッスン・基本・ルンバ・チャチャチャ編DVD、発売中◆(←クリック!)
■動画レッスン、基本のムーブメント、フリーアーム、各ウォークなど…収録!