石川です。
5秒以内に答えてください。
あなたのダンスの良いところはどこですか?
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答えられなかった人はなかなか上達しない人でしょう。
何も他人に言う必要はありません。
自分ではそう思っている…程度でいいのです。
言い方を替えれば、こだわっているところはどこですか?
人よりも上手くできる、いや、上手くなりたいところ。
これくらいになれば考えつくかな?
一つじゃなくてもいいですよ、いっぱい答えてください(笑)
私が思うに、日本人はココが弱い。
悪いところはいっぱい出るくせに、良いところが挙げられない。
結果、どこか自信のない踊りになってしまう。
アマチュアはもちろん、プロの踊りにも感じるところです。
上手さのレベルは関係ない。
現時点での自分の中の気持ちの問題。
悪いところを直そうとする日本人と、
良いところを伸ばそうとする外国人って感じかな。
明かりを点けたら壁が汚れていたとしましょう。
汚れを落とすのが日本人、もっと強い光で汚れを目立たなくしてしまうのが外国人。
例えで日本人と外国人としましたが、
なかなか上手くなれない人と早く上手くなれる人と置き換えてもいいでしょう。
ちょっと大げさに言えば、ダンスには「自己顕示欲」が必要。
謙虚や遠慮は素晴らしいダンスの敵です。
多くの人が、悪いところを直せば上手くなると思っています。
間違いではないが正しくない。
私の考えでは、悪いところを直せば悪くない踊りになるだけ。
イコール良い踊りではないのです。
良い踊りとは文字通りどこか良いところがないといけない。
そこで最初の質問になるわけです。
どう、練習で悪いところを直す練習ばかりしてない?
良いところを伸ばす練習してる?
良いところは一生懸命練習していれば出てくるよ、なんて言いますが…
あま~~~い!!!!!!
本人に自覚がないのではいくら練習していても出てこないのです。
まず自覚、そして意識、あとは繰り返しの反復練習。
中には自然に出てくる(天才肌の)人もいるかもしれませんが、ごく僅かでしょう。
多くの人(凡人)は自然には出てきません。
これは私の実経験から感じたことです。
私は天才肌ではありませんので、研究と努力でここまでやってきました。
若かりし頃、すっごく努力してても「独特の色がないんだよね~」と言われてました。
先ほどの「悪くない踊り手」だったのだと思います。
「そうか、自然に色が出てこないなら自力で染めるしかない!」
もっと積極的に自分のスタイルを決め、そこに向かってこだわって練習を続けました。
はっきり言って、合っているのか間違っているのかも分からない。
ひたすら自分を信じてやってきました。
結果ある程度の成績が残せたので「間違ってなかったのかな」と今になって思う(笑)
もちろん我流を通すのではなく、コーチャーと相談をしながらでしたが…
こだわりを感じない踊りはつまらない。
また、心に訴える踊りにも到底なりえません。
現在の自分も出来ているとは言えませんが、
常にこだわりは意識しています。
えっ、何にこだわっているかって?
それはみなさんが感じてください(笑)
さて、
5秒以内に答えてください。
あなたのダンスの良いところはどこですか?
考えてください。。。
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