石川です。
今回のテーマは「説得力」についてです。
説得力、意味的には会話や文章などで、相手を納得させたり受け入れさせたりする力のことです。
ダンスを教えるうえで一番大切な「力」かもしれません。
ダンス教師で陥りやすいのは、技術が一番大切と思ってしまうところではないでしょうか。
もちろん技術を伴った説得力というのも理解できるのですが…
技術だけでも、また言葉だけでも不十分。
人になにかを教えるというのはとても難しいことですよね。
そこには説得力が必要になってきます。
ではどうやってその説得力を高めればいいのか?
いろいろあるとは思いますが、私が大切にしているのは行動力です!
勘違いしやすいのは正しいことを言えば皆が理解してくれると思うこと。
これは違う、正しくても理解できないこともあるし、間違っていても理解してくれる場合もある。
また理解するだけでもダメで、そこに説得力があるかが大切。
う~ん、説明も難しいな。
例えば私が「戦争反対!」と叫んだとしましょう。
この言葉は皆に理解してもらえるかもしれませんね。
でも説得力はないと思います。
それは私が「戦争反対」に関して特別な行動をしていないから。
まさしく言葉だけ、薄べったらモノになってしまうでしょう。
それより世界平和に向けた行動をしている人の言葉のほうが説得力があるでしょう。
どう、少し理解してもらえたかな?
今度はもうちょっと具体例を挙げてみようかな。
カップルの場合、どちらかがもう一方を直したりします。
「ほら、そこ違う!」「こーゆーふうに言われたじゃん!」など…
これが正しいことであっても相手に説得力はないのです。
それはその人の行動力が伴っていないから。
先生と一言一句変わらぬ同じことを言っても、その言葉はあなたの言葉であって先生の言葉ではないのです。
ここが正しいことを言っても説得力がないってことに繋がる。
そもそもカップル間で相手を直すことが良くない。
同じレベルで相手を直そうという行為自体がおこがましい。
ただ悪意はないのです、が、大きなお世話になることがほとんどではないでしょうか。
言葉に説得力を持たせるというのは膨大な行動力をもって初めて成しえることなのです。
ダンス教師の言葉も練習の成果や競技の結果などの行動力があって説得力が増します。
行動力が伴わない言葉はたとえ正しくても説得力のない軽い言葉になってしまいます。
私も自分の言葉に一層の説得力を持たせられるよう、日々精進していきたいと思っています。
それでは、また。。。
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