石川です。
現在JBDFの日本インター問題が騒がれていますが…
今回はこんなお話しをしてみます。
昔々のお話です。
日本のある地方に毎年山の神様にいけにえをささげるしきたりの村がありました。
ある年の事です。
村人Aがくじびきでいけにえに選ばれてしまいました。
村人Aには病気の母親がいましたので、自分がいけにえに選ばれた事を大変悲しみました。
しかし、それでも村人Aは、どうしようもないことだとあきらめてもいました。
その事を知った親友のBが、自分が身代わりになる事を決心しました。
村人Aはとても感謝して、村人Bに身代わりを頼みました。
ところが、そこで村人Cが登場しこんな古いしきたりは拒否するべきだ、と提案しました。
村人Cの提案を受け入れたAとBは、とうとう3人でどこかに隠れてしまいました。
そして、山の神様は、いけにえがささげられなかった事に大変怒り、とうとう村を滅ぼしてしまいました。
さて、この話の中で一番悪いのは誰だと思いますか?
1.村人A 2.村人B 3.村人C 4.山の神様
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心理テストの一つですが、この話に誰が悪いかを決める要素はなく、判断はあなたの主観に任されています。
あなたの価値観、倫理観を探ることで、逆にあなたが甘くなってしまう心のすきを探ることができます。
1.村人A
そもそもの発端はAがBに身代わりを頼んだ所にあると考える人。
このように、問題発生の原因を冷静に見る人は慎重堅実人間。
だまされる様なお人好しではなさそう。
2.村人B
守らなくてはならないルールを自分勝手な“人情”で破ったのがB。
この村人を悪いと判断した人はお人好しの度合いは低そう。
反面、活字などマスメディアによる情報を頭から信用してしまうような甘さがありそう。
3.村人C
最終的な原因をもたらしたのがC。
これを選んだ人は物事を深く考えない、根っからのお人好しタイプ。
特に自分に都合のいい話にはコロッとだまされそう。
4.山の神様
本質的には山の神様の身勝手が原因だと思う人。
神様の下僕である人間に同情するこのタイプは、「世の中全て善人だらけ!」と信じている人。
相当のお人好し。
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もう一ついきましょうか。
『わらじ物語』
【1】浪人:
・親同士の決めた、上役の娘との結婚を嫌がり、好きであった商家の娘と駆け落ちし、
浪人となり、いろいろな仕事を転々とした。
・わらじ作りを始めた。
【2】番頭
・ある日、店の番頭に呼ばれ、
「丈夫過ぎる、数が売れなくて皆困っている、もっと弱く作ってください」といわれた。
彼は「そんなことはできません」と言って辞めた。
【3】居酒屋の主人
・つらくて居酒屋に入り酒を飲んでいると、店の主人が話を聞いてくれ、
「あなたはえらい、間違っていない、頑張りなさい」と言われた。
【4】人夫
・彼は工事人夫となって働きに出た。まじめに働いていた。
ある日、人夫の一人に言われた。
「俺たちと同じように、もう少しゆっくり休んでくれ、時間どおりやられちゃ迷惑だ」と。
【5】長老
・帰宅し、妻に話しをした。
彼は、思い悩み、村の長老に相談に行った。
長老は「そんな話は聞きたくない」と言った。
【6】妻
・彼が帰宅すると、妻の置き手紙があった。
「実家に行きます、信じております、愛しています」と。
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話はコレでおしまいです。
さて、悪いと思われる順に並べてください。
一番悪いのは誰?
一番悪くないのは誰?またその理由は?
この「わらじ物語」は、心理テストではありません。
だから、人それぞれ順位が違いますが、それでOKなんです。
周りの人と一緒にやってみてください。
意外と自分と違う考え方の人がいておもしろい結果になると思います。
さて、この問題が心理テストではないとしたら、何の目的でやるのかと言いますと、
それぞれの人によって考え方が異なることを理解するタメです。
他の人と協調して何かをしていくときに、意見が異なることは当然あることで、
それを理解、尊重し、お互いを認め合うことで、物事を進めようということ。
・人それぞれ考え方が違うこと。
・人の考えを理解したうえで、コミュニケーションを取る。
などの大切さを知るための問題でした。
私だったら、まず親に納得してもらい駆け落ちしないで済むようにできなかったか。
わらじ作りなら、丈夫なモノは高く、壊れやすいモノは安く販売できなかったか、などと考えてしまいます。
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さて、一つ目も二つ目も共通しているのはコミュニケーション不足だと思います。
もっとみんなで話し合えば違った方法があったはずです。
今回の日本インター問題も誰が悪いか、の話しではありません。
もともとそれぞれの立場にそれぞれの正義があるのです。
ただ現状とこれからの方向性のギャップが大きかったのかもしれません。
各人がそれぞれの将来を考えての行動だったと思います。
今回の問題に絶対的な正解はなく、かなりこじれてしまった感があります。
伝統ある日本インターがどうなってしまうのかの不安もあります。
他にも思うところは多々ありますが、ブログやFacebookなどの個人の意見を鵜呑みにするのも危険です。
一人の意見として参考にする程度にしておいたほうが良いでしょう。
主催する側の立場と方向性、出場する選手の立場と責任、お客さまの考え…
それぞれ違うことでしょう。
将来的なダンス界発展のためには、今なにをすべきなのか?
みんなで考えなければいけない時期なのかもしれません。
ご意見のあるかたはコメント欄よりどうぞ。
それでは、また。。。
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