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見えないものが見える。。。

石川です。

今回のタイトルは「見えないものが見える」です。
とは言っても幽霊の話しじゃないですよー(笑)

プロダンサーの教える能力というか、見極める力の話し。
優秀なプロダンサーは、通常見えないようなところまで見抜く能力を持っています。

例えば筋肉の動きとか今骨がどうなっているか、など。
皮膚の下で身体がどう使われているのかがハッキリわかります。

また今なにを考えて踊っているかもわかりますね。
気持ちや精神状態も踊りに出てくるのです。

まーそれくらいできないとちゃんと教えられないモンね。
教えるということは知識だけでなく見抜く力も必要、ということになります。

私は頻繁に自分の踊りを見てはいけない、と生徒さんに言っています。
たまに見て反省するのは良いと思いますが…

いろいろな理由があるのですが、まずは感覚が慣れてしまうこと。
最初は変な踊り、と思っていてもずっと見てると見慣れてしまうから。

自分の映像を見て自分で直そうと思ってもすぐ限界がきます。
それは自分の知識以上の注意点は出てこないからです。

もしソレが可能ならプロはレッスンを受けに行かなくなります(笑)
現実にはプロの先生ももっと上手い先生にレッスンを受けに行ってますよね。

それは自分で自分を直せないから。
自分の知識以上の知識を持っている先生に習いに行くのです。

映像を見てできることは、足型の確認や、どこができていないのかを知るくらいかな。
間違いを正す、くらいはできるかもしれませんが、「上手くなる」とは次元が違います。

そこが「見る能力」の問題です。
その辺のじーさん(失礼)に踊りを見てもらってもたいしたアドバイスはもらえないでしょう。

知識や見る目がないとそうなります。
自分の知識で自分を直しても自分を超えられない、となります。

教えるほうではなく踊るほうでも「見せる能力」は必要です。
例えばプロのデモなど、素晴らしい踊りでは景色や背景(時代)が見えることもありますよね。

薄暗いバーをイメージさせたり、夕焼けの海辺だったり、爽やかな高原だったり…
それらは表現(表情)、選曲、衣装、振付…いろいろな要素がありますが「見せる(魅せる)能力」が高いからだと思います。

また「見せる能力」と関連して「見せない能力」というのもあります。
優秀なプロダンサーの踊りにはコレがいっぱい使われています。

こう動けば普通こうなるはずだが、そうなっていない、みたいなこと。
例えば手を上げても肩は上がっていない、とか、下半身は激しく動いてるのに上半身は静か、みたいな。

余分な動きを吸収することで普通とは違う動きになっているはずです。
極端な話し、なにもしてないように見えたりしますね(笑)

上級者になればなるほど「シンプルイズベスト」になってきます。
よく武道である、ただ立っているだけの相手に「・・・スキがない、参りました!」みたいな感じです(笑)

まとめましょう。
「見えないものが見えてこそプロ」また「見えるものが見えないのもプロ」ってことです!

皆さんもその辺を意識してレッスン、練習してみてください。
それでは、また。。。

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