石川です。
今回のタイトルは「今、なにをすべきか？」です。
多くの生徒さんの問題点はここがわかっていないことだと思います。
わからせてあげられないのは先生の問題点とも言えます。
まず、誰でも未熟な点はあるものです。
どの先生もそれを改善すべくレッスンをしていることと思います。
でも先生によって生徒さんの上達の早さが違っているのも現実でしょう。
その生徒さんの物覚えがよくない？(それもあるかも)
自分で練習をしてくれない？(確かに)
いやいや、私に言わせればそれらも先生のせいだと思うのです。
多くの先生は正しいことを教えています。
正しいことを教えれば生徒さんが上手くなると思っているから。
私はこの考えが間違いとは言わないが正解だとも思わない。
まず生徒さんが練習してくれないことには上手くならない、これは共通認識。
ではどうしたら生徒さんが練習してくれるか、なんですがここがむずかしい。
正しいことだけ言ってそれをまじめに練習してくれる人はマレです(笑)
だいたい生徒さんの物覚えなんて大差ないです。
一度にアレもコレも教えてあげても生徒さんのキャパを超えていたら意味がない。
覚えられる範囲、要点をまとめてあげるなどの工夫が必要。
よって生徒さんの物覚えをよくできるかも先生の進め方次第。
あとは生徒さんが練習してくれない問題をどうするか？(笑)
練習したくなるようなことを教えられているか？
とても大切なことを教えても、生徒さんがそれはムリと思ったりあまり必要ないな、と思ってしまったら練習してくれません。
これができるようになったらこんなに良いことがあるんだよ、とその気にさせる(←コレが大切！)
その気にさせれば多少間違っていることでもいーーーんです！
本当のテクニックは難しいし、時間もかかります。
最初から正しいからといってハイレベルなことを要求しても生徒さんはついてきてくれません。
なるべく簡単に(ウソでも)それならできそう、と思わせること。
できそう、と思えば皆さん練習するものです。
ちゃんと練習してくれた、でも間違ってた(笑)コレもよくあること。
でも練習して間違えたことは確実に前進しています、斜めに進んだようなモンです。
その方向を真っ直ぐに戻すのが先生の役目。
はい、また斜めに進んでますね、直しましょう、この繰り返しで上手くなっていく。
よってできそうな間違いを教えていくのも立派な指導方法と言えると思います。
そもそも自分を考えてみればどれだけ間違ってきたことか(笑)
いや、もっと言えばいっぱい間違えた人ほど(それらを直して)うまくなるのだと思います。
そこを生徒さんに説いてあげてください！
多くの生徒さんは間違えることをいやがるから。
不確かな練習をしたがらない、間違えて覚えるとイヤだから、となる。
私は間違えてきた人を褒めてあげます！(褒めるのはこのときだけかも、笑)
「よく間違えてきた、これでうまくなれるぞ！」
間違えていい、いや、間違えたほうがいい、くらいです。
皆さん間違えるのは得意なようです(大笑)
間違えたくないプレッシャーが練習にブレーキをかけさせているのです。
よって生徒さんが練習しないのも先生のせい、だと思います。
さらに…レッスン終わりに「今日やったのちゃんと練習しといてねー」これもよくありますよね。
でも先生はその宿題を次回提出させていますか？
提出期限のない宿題を生徒さんはやってくれるかなー。
私はちゃんと宿題の提出と答え合わせをするようにしています。
最初練習してこなかった生徒さんも毎回それが続けば練習してくるようになります。
はっきり言って先生は生徒さんが練習したかどうか、いや、どれくらい練習したかもわかります。
その練習量によって褒めたり、激励したりしてあげましょう。
生徒さんはみな先生に認められたがっていると思います。
※自分で書いていてもっと褒めてあげなきゃって思ってきた(笑)
手前みそですが私の生徒さんはよく練習してくれる人が多いです。
もちろんその結果も顕著に出ていると思います。
※多分今コレを読んでヤバイと思った生徒が何人かいるな！
んーーなんか最初に書こうと思ったことと内容がズレたな。
言いたかったのは、必要なことは多々あるけど今なにをすべきかの判断を間違えないように。
その判断の良し悪しに先生の力量が問われる、のはずだったのだが。
初心者なのに正しいからといって高度なテクニックを求められている人が多いような気がしたので。
今回は生徒さんにではなく先生に、というような内容になってしまいました。
これもダンスを愛する皆さまのため、と思ってください(笑)
それでは、また。。。
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