石川です。
ピョンチャンオリンピックで19日、フィギュアスケートのアイスダンス・ショートダンスにて。
フランスのガブリエラ・パパダキス/ギヨーム・シゼロン組の演技の最中に、パパダキスの衣装がはだけてしまいました。
優勝候補のパパダキス/シゼロン組は、ハプニングに見舞われながらも最後まで滑り切りました。
結果はカナダのテッサ・ヴァーチュー/スコット・モイア組に次いで2位に終わりました。
パパダキス談「すぐに気が付いたが、演技を続行、ハプニングに負けず素晴らしいパフォーマンスができたことを誇りに思う」
シゼロン談「衣装の問題のせいでポイントを失うの悔しい、トレーニングの時に想定していないことですから」
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確かにかわいそうだと思うし、本当の実力を発揮できなかったのはただただ残念です。
しかし、私は同じダンサーとして違った見方もしています。
これは自分たちのミス、想定が甘かったと思います。
きっと練習では外れたことがなかったのでしょう。
でも万が一を想定する必要がある!それもオリンピックの大舞台ならなおのこと!!
写真から判断するに首はホックが三つだけのように見えます。
これはあまりに危険すぎる。
アイスダンスでは複雑にからむし、リフトなどの大技もある。
私たちの衣装でこのようなホックだけということはまずありません。
外れても大きな影響がないような場所ならあるかもしれませんが…
重要な首のホックでしたらこれにプラス鍵ホック、もしくは面ファスナーを付けています。
さらに、これより前に行われた団体戦で韓国のペアの衣装がはだけるハプニングもあったのです。
十分このような危険性があることは察知できたはず。
不幸なアクシデントに対してちょっと厳しい意見になってしまいますが…
同じダンスをするモノとしてベストな演技ができなかったことが残念でならないのです。
想定できたはずのことを想定しなかったから。
それともう一つ、パパダキス/シゼロン組の演技終了後、会場スクリーンで問題の場面がスローモーションで映し出されたこと。
これには運営側の配慮が欲しかったところ。
以前ならともかく今の映像は非常に繊細なところまで映し出してしまいます。
演技中にホックが外れたことは誰の目にもあきらか。
スロー再生の前に確認はできなかったのか?
こちらはパパダキス選手に同情いたします。
ダンスを愛する皆さま、ベストな演技をするためドレスには細心の注意をいたしましょう。
私はコンペ前、純代先生の衣装チェック(ホック、ファスナー等)はかかしません。
他の選手のホックも気にしています。
多くの選手が私たちに衣装のホックを直されたと思います(笑)
アマデモでも本番直前に最終衣装チェックはマイルーティン。
いつでもベストダンスが披露できますよーに。
それでは、また。。。
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