石川です。
今回のタイトルは「教えるだけじゃダメ」です。
ダンスの先生って一方的に教えてるだけなんじゃないかなーっと思って。
これは元ジャパネットたかたの社長、髙田明さんの言葉を聞いて考えたこと。
誰もが知っているあの通販、身体一つで何億円という商品を売ってきたレジェンドですね。
基本的にポジティブな思考で、私も共感できるところが多々あります。
髙田氏が言うには、モノの価値を「伝える」だけでは不十分、「伝わった」かどうかが重要、とのこと。
「伝えたつもり」になっていては、ユーザーに価値は伝わっていない。
相手が理解して初めて、そこで「伝わった」ことになるんですよ。
これは、ダンスの先生あるあるなのではないでしょうか?
なにかのテクニックを丁寧に説明して「伝えたつもり」になってないでしょうか。
問題は当の生徒さんが理解しているかどうかです。
どんなに正しいことを言っても生徒さんが理解していなかったら意味がありません。
逆に正しくなくても本人が納得して理解してくれたほうがタメになります。
納得したことは練習してくれるけど、理解も納得もしていないことは練習してくれませんから(笑)
またレッスンの最後に「コレ練習しといてねー」はよくあるセリフ。
でも次回それを練習したかの確認をする先生がどれだけいるか?
確認してあげることで生徒さんの練習のやる気も上がると思います。
提出期限のない宿題はなかなかやりませんからねー(笑)
また髙田氏は「伝える」という行為を語る際に世阿弥(ぜあみ)の言葉をよく思い出すそうです。
<世阿弥(ぜあみ>
室町時代初期に能を大成させ、その著書『花鏡』で「3つの視点」について語っている。
舞台にいる演者(自分)はどう観客に伝えるかという視点が「我見」
観客が演者の自分をどう見ているかを意識する視点が「離見」
それらを客観的に俯瞰して全体を見るのが「離見の見」である。
これらの教えがテレビショッピングと同じだと共感したとのこと。
製品の良さだけを語るのではなく、その製品を使うことでどんな未来が待っているのか、消費者の視点で語ること。
ダンスのレッスンにも必要な「視点」だと思います。
自分から、ではなく、相手側から、また客観的な視点も必要です。
私も髙田氏のように、内容が相手にしっかり伝わるレッスンをすること。
教える人と習う人が双方幸せになれるようなレッスンを目指していきたいと思いました。
最後に、失敗とは、「上手くできなかったこと」を言うのではない。
「一生懸命やらなかった」ことが失敗なんだと。
一生懸命やったら上手くいかなかったとしても、それを失敗とは言わないのです。
それは自己を高めるための試練、次の成功への糧としていくのです。
よくわかります。
一生懸命練習して好成績が残せなかったとしても、ムダだったとは思いません。
その練習は次に繋がるモノ。
いつも言っていますが、ダンスの練習にムダも失敗もありません。
間違いはあると思いますが、間違いも糧になるのです。
もっと言えば間違えて直すの繰り返しが上達になるのです。
なので間違いを恐れている人はなかなか上手くなれません。
どんどん間違えるのだー!(みんなの得意なヤツです、笑)
レッスンの話しから練習の話しになってしまいましたが…
言いたいことは伝わったかな?
本日はここまで。
それでは、また。。。
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