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パートナー料は高いのか?。。。

石川です。

今回はアマデモのパートナー料について考えてみます。
これは先生によって金額がかなり違うでしょう。

D級の先生とA級ファイナリストでは違って当然。
数万円から○十万円まで、ピンキリ。

料金設定は先生本人が決める場合もあれば、
オーナー先生が決める場合など、これもいろいろ。

スタジオパーティーならいくら、ホテルのデモならいくら、など、
会場や状況で変化する場合もあるかもしれませんね。

今回仮にパートナー料を10万円としましょう。
1曲3分弱くらい、このお相手で10万円!

チョー高給取り、ぼったくりじゃん!
時給換算したら1時間で200万だ…という人もいるかもしれません(笑)

確かに高額ではありますが…
ここからは自分の場合で考えてみます。

まずデモが決まったら私の場合選曲から。
※すでに振付に入っている場合もありますが、あとで曲に合わせて手直ししたりします。

私はここでかなりの時間を費やします。
一晩かけ、何百曲も視聴を繰り返し、朝まで探しても見つからないときもあります。

もちろん普段からデモに良さそうな曲はストックしてあります。
でもアマデモのときはその生徒さんをイメージして探します。

そのときのテーマに合ったモノだったり、その人のキャラクターをイメージしたりして。
ただ単に良い曲を探すのではないのです。

仮に二日目に満足できる曲を見つけたとしましょう。
※私の場合、1曲目に良い曲を見つけたとしても、もっと良い曲がないかそのあと100曲くらいは探しますね。

良い曲が見つかってもここから編集作業があります。
簡単にいく場合もありますし、めっちゃ苦労するときもあります(笑)

出だし、繋ぎ、エンディング、これらをスムーズにしなければいけません。
たまにアマデモで編集丸出しの(突然曲が変わったような)曲を使っている先生もいますが感心しませんね。

苦労して上手く編集できたとしましょう。
これをCDに焼き、私はキレイにラベルも制作し、ハードケースに入れて生徒さんに渡します(無料)

生徒さんにとっては思い出の1曲になるはずです。
真っ白なCDだったり、マジックで曲が書いてあるようなのでは寂しいです(個人的にはね)

<制作ラベル一例>

振付を考えるとき、基本的にレッスン内では行いません。
営業前や仕事終了後に考えます。

ほとんどの場合、純代先生にお願いして曲に合わせて一緒に作ります。
なぜかというと、イメージと実際に動いて作るのでは繋がりかたが全然違うから。

ラテンの場合、動き的にはスムーズであっても手の取り方一つでやりにくくなることも多いです。
その一歩だけのために1時間以上かかってしまうこともあります。

そして生徒さんへ振り移し、ここがレッスン時間内で行うこと。
しかし、純代先生とは上手くいっていたことがここで上手くいかないこともあります。

これは単純にテクニックの問題ではないのです。
例えばその生徒さんのキャラクターに合っていない、とか。

この場合、レッスン内で手直しをすることになります。
実際に生徒さんと踊っているときじゃないとできないこともあるのです。

振付を一からレッスン内で行うとムダが多くなってしまいます。
基本的に考えていおいたモノを生徒さんに合わせて直していくような感じかな。

ここで先生のお金のことを考えてみます。
先生は内容ではなく時間への対価でお金をもらいます。

「素晴らしい内容だったから今回は高いです」なんてことはありません(笑)
また個人レッスンでもカップルレッスンでも時間換算なので料金は変わりません。

サークルなどで人数に応じて料金が決まる場合は別ですが…
仮に個人レッスン1時間1万円の先生だとしたら、時間外に10時間お仕事をすれば10万円分になりますよね。

私は選曲、編集、振付だけでももっともっとかけていると思います。
ただし、これは私の場合。

もしもダンスCDからすっと選曲し、編集も素早く振付もすぐできる先生がいたら効率が良いですよね。
それで素晴らしいデモになるならそれが一番。

踊りが上手ければそれでも良いデモになるんじゃない…と考えるかもしれませんが…
私はデモの良さは技術で決まるモノではないと思います。

だってA級プロのイマイチなデモをいっぱい見てるモン(笑)
技術は確かです、でもただ普通の曲と衣装で踊っているだけではちと物足らん。

逆に技術は未熟でも素晴らしいデモだったと思えるアマデモもいっぱい見させてもらいました。
このときにかける情熱、ここまでの精一杯の努力も見え、気持ちのこもった素晴らしいデモンストレーション!

デモは選曲、振付、衣装(髪型やメイク等)、表現(表情等)、そして技術…
それらがすべて上手くミックスしてこそ良いデモになると考えています。

先生と生徒さんの共同制作で1曲に想いを詰め込むのです。
そのためには安易に妥協してはいけない、と思っています。

こちらの誠心誠意が伝わり、生徒さんも頑張ってくれるってモンです(先生はそう思ってるよー)
ここまではパーティー前のお話し。

パーティー当日、極端に言えばプロデモだけなら夕方までに会場に行けば間に合います。
しかしアマデモがあるとなればリハーサルもあり、だいたい午前中からですよね。

当日の練習やリハーサルもパートナー料に入ってると考えて良いかもしれません。
拘束時間まで換算するのはどうかと思うが一日がかりにはなるでしょう。

なにかと時間と労力がかかっている、ということがわかってもらえればいいんです。
恩着せがましく言うつもりではなく、これが料金に対する私の対価の考え方、ということです。

短時間で選曲、編集、振付もすぐできて素晴らしいデモをなさる先生がいたら、それは尊敬できる能力です。
私にはそのような才能はなく、時間をかけてアレコレ考えながら努力でなんとかしています(笑)

料金の高さは金額の大小ではないのかもしれません。
1万円でも高いかもしれませんし、10万円でも安いと感じるかもしれませんから。

要は本人の満足度であったり達成感であったり、生徒さん自身がどう感じるか、でしょうね。
結論が出たような出ないような…(笑)

今回はパートナー料について考えてみました。
それでは、また。。。

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