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石川です。
今回のお題は「人の踊りをどう見るか」です。
これは主にアマチュアのデモや競技会の場合で考えてみます。
まず、プロと比較して技術的に劣っているのは仕方ないですよね。
プロはプロとして、技術、表現、雰囲気等を見せれば良い。
ではアマチュアは?どこを見せる、また見る方としてはどこを見る?
踊られる方はとにかく一生懸命踊ってください(笑)
見る方はその方の良いところを見てください。
そりゃ悪いところもあるでしょう、でも必ず良いところもあるのです!
その良いところをむりやり(?)見つける!(笑)
勉強のためと考えるなら、変なところがあったら反面教師としてください(本人には内緒)
そして良いところはマネして自分の踊りにも生かしてください。
競技選手でも悪いところを直す練習ばかりしている人が多いです。
もっと自分の良いところを伸ばしてください。
競技会は悪いところがない人ではなく、良いところがある人が残っていきます。
例えば、特に悪いところがないけど良いところもない選手と、悪いところも良いところもある選手がいたとします。
この場合、良いところがある選手が残りやすいと思います。
審査員も選手の良いところを探して丸をつけているからです(もちろん程度問題もありますが…)
この例では前者は良いところも悪いところもないのでプラマイ0。
後者は悪いところでマイナス1、良いところでプラス1、ですよね。
さて、競技会のチェック方式では丸の数が多いほうが残るのです。
前者はプラス0、後者はプラス1、ということで後者が残っていくという結果になります。
多分選手は経験あるはず、「なんであんな選手が残ってるの?」と思ったこと。
その選手の悪いところを見れば「あんな選手」と感じるのです。
でも残った人は必ずどこか良いところがあり、そこを審査員に評価されたのです。
アマデモの良さは上手さではないと思っています。
例えば演劇、プロの舞台は素晴らしいでしょうね。
アマチュアの舞台でも一生懸命やっていることに共感したりしないですか。
もっと言えば幼稚園のお遊戯発表会、演技力もなにもないけど感動の嵐です(笑)
自分の子どもなら当然でしょうが、人の子どもの舞台でも感動できます。
それは子どもの純真無垢な演技に心打たれるからでしょう。
たまに大人のアマデモも「子どものお遊戯発表会みたいなモンだよ♪」と揶揄されることもありますが、悪い意味ではないですね。
感動(良い踊り)は技術レベルに比例しません!
大切なモノは心、自分の気持ちを込めて踊ることで見ている人の心に触れることができるのです!
これをあんな下手な演技、見に行く価値はないよ、と思う方もいるかもしれません。
私は人の踊りを見るとき、なるべく良いところを見るようにしています。
レッスンではもちろん悪いところも直すよう努力もしますが、良いところを伸ばしてあげたい!
見方や価値観には個人差があり、このように見なさい、ということではありません。
でも常に自分にとってプラスになるように見てほしい、と思っています。
今回は「人の踊りをどう見るか」について書いてみました。
それでは、また。。。
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