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YouTubeでの説得力。。。

石川です。

ここ2~3ヶ月で社交ダンスYouTuberがだいぶ増えたように思います。
ま、このご時世ですのでネットを使うのは至極当然なのかもしれません。

今回は「YouTubeでの説得力」について考えてみます。

私もYouTubeで「動画先生」をやっていますので、
いかに皆さんに解りやすく伝えられるかは常に考えています。

最初に言いたいのは、正しいことを正しく伝えるのは簡単なことです。
例えば教科書を読んでその通りのことを言って実演すれば良いのですから。

では果たしてコレでみんなが解ってくれるのでしょうか?
多分多くの人が理解不能になるでしょう(一部これらを好む人もいます)

3/8回転と言われても、???となるかも。
逆中央斜めに背面や、フットワークはHのIEのWFです、と言われても…?

だからと言って教科書を無視して良いと言いたいわけではない。
教師試験を受けようとするならそのような知識が必要になってきます。

ただ「正しい踊り」と「良い踊り」は別モノ。
私は皆さんに「良い踊り」を目指して欲しいと思っています。

この辺の説明は難しいのですが、正しくなくてもやりやすくてキレイに見える方法もある。
基本にのっとって応用発展させたら基本と違うようになってしまうこともある。

「動画先生」では結構ウソも言ってます(笑)
本当に必要なモノを早くつかむための段階的なウソです。

正直インターネットでウソを解っていて言うのは勇気がいります。
多くの先生はソレをやりたがりません、だって変な先生って言われたくないモン。

一般的に発売されているDVDも同じ、ほぼ当たり前のことしか言っていません。
あるいは「本当はこうですけど自分はこうやることもあります」など控えめに自己主張したり(笑)

堂々とウソ言えるのは「大ぼら吹き」か「ナルシスト自信家」でしょうね(私は後者、笑)
多分ある程度実績ある人じゃないと言えないんじゃないかな。

だって競技に出たことない人が常識と違う「こうすれば勝てます」と言っても説得力に欠ける。
でも世界チャンピオンが常識と違う「こうすれば勝てます!」と言ったら、なるほど、と思うモン。

ここに説得力の差が出てくる!
実績、もしくは行動力と言ってもいい。

机上の空論ではなく実際に行動している結果です。
結果を伴っていない言葉はどうしても軽くなってしまいます。

またYouTubeの場合、双方向のオンラインレッスンと違って一方通行。
こちらから相手のレベルが見えないのも進めていく難しさです。

私も以前の動画レッスンでは初心者から中級者を対象にしていました。
でも「動画先生」は中級者~上級者~プロ向けです。

なので通常なら個人レッスンでしか言わないようなことも誤解を恐れず言っています。
初心者ができなくても「知りたい欲求」を満たしてあげたい。

YouTubeの良さの一つは実演して見せることができるところ。
言葉だけでなく実際にそれをやって見せられます。

でも、実演が上手くでも説明が上手いとは限らず、
説明が上手くても実演が上手いとも限らず、両方ダメかもしれないし…

多くの人に好まれている人は両方を満たしているのでしょう。
正直なところ、当たり前じゃない人のほうが好まれているんじゃないかな(笑)

今多くのYouTubeチャンネルがあることは良いことだと思います。
皆さんはそれらを自由に選んで見ればよいのです。

仮に有料であってもその価値があると判断すれば見ればいい。
無料であっても有益なモノ、宣伝的なモノ、ほぼ無益なモノ、いろいろです。

ぶっちゃけ自分で見て、「なるほど!」と思えれば正しいかどうかは関係ない。
だってそっちのほうが見ていて楽しいモン♪

これからも皆さんに「なるほど!」と思ってもらえるような動画配信をしていきます!
説得力を増すためにも自分の努力を怠らないようにしないと、ですね。

それでは、また。。。

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