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過去にもあったプロアマ統一戦。。。

石川です。

今年のバルカーカップにアマチュアが参戦して話題になりましたが、
過去にも何度かこのようなコンペはありました。

その一つに2000年に行われたワールドゲームズ代表選抜戦があります。
まずワールドゲームズとは…

オリンピックに採用されていない競技種目の国際総合競技大会です。国際ワールドゲームズ協会主催、国際オリンピック委員会後援で4年に一度開催されます。

オリンピック競技大会に採用されてない競技種目で、世界的に普及しており、世界選手権大会が定期的に行われていることなどを基本条件に競技が行われます。

今までに、バドミントン、野球、ソフトボール、テコンドー、ビーチバレーボール、女子ウエイトリフティング、トライアスロン、7人制ラグビー、空手、スケートボード、スポーツクライミング、サーフィン等が採用されています。

このときのダンススポーツの日本代表を決める競技会がワールドゲームズ代表選抜戦。オリンピックにプロも出場するようになってきた時代背景もあり、ダンススポーツもプロアマ統一戦となりました。

このときプロは、JBDF、JDC、JCF、すべてに出場資格があり、ラテンもスタンダードも多くのアマチュアトップ選手が出場しました。

私たちもプロとして出場したのですが、このときに話題になったのが、当時のアマチュアラテンチャンピオンだった菅野幸則・常盤直子組、そう純代先生のお兄さんです。

アマチュアチャンピオンの兄とプロの妹の初対決ということで、スカパー(GAORA)で特集が組まれ、兄カップルの追っかけ番組がテレビ放送されたほどです。

結果は私たちが優勝、お兄さんカップルはアマチュアで唯一決勝進出したものの第6位。優勝した一組のみが日本代表として秋田で行われるワールドゲームズに出場となりました。

実は私も菅野君と因縁?があり、私が日本インターにアマチュアで初出場&初優勝したときの第2位が菅野君カップル。こう考えると二人して兄の栄光をジャマしてたかも?(笑)

代表派遣は当初一組でしたが最終的に協会推薦?で菅野・常盤組も派遣されることになりました。※ちなみにこのときのスタンダード日本代表は天野先生カップルでした。

秋田ワールドゲームズでは天野先生たちが第4位、私たちは準決勝まででした。

<スタンダード結果>

Gold(優勝)Silver(2位)Bronze(3位)
Standard
 Great Britain
Jonathan Crossley
Kylie Jones
 Italy
Mirko Gozzoli
Alessia Betti
 Lithuania
Arūnas Bižokas
Edita Daniūtė

<ラテン結果>

Gold(優勝)Silver(2位)Bronze(3位)
Latin
 Slovenia
Andrej Škufca
Katarina Venturini
 Russia
Dmitry Timokhin
Anna Bezikova
 United States
Eugene Katsevman
Maria Manusova

なかなか豪華な(懐かしい?)メンバーでしょ。確かマリトースキー組もいたと思います。

このコンペで初めてリダンスやヒートシャッフルを経験しました。他にも衣装規定でベージュインナー禁止(裸に見えるため)とかドーピング検査もありました。

あと感じたのは諸外国の選手はどこも5~10人くらいのチームで動いていました。多分いろいろな担当が決まっていたのだと思います。私たちは基本2人で行動(いつもと一緒です)

確かにオリンピックでは多くの選手はチームで動いていますよね。なんか他国の選手がうらやましかったのを覚えています。

プロアマ統一戦、私は基本的に良いことだと思っています。ただ審査は難しいでしょうね。ダンスのスタイルはいろいろありますし、人間が評価する競技だから。

出場資格で考えればアマチュアのコンペはアマチュアのみ、プロのコンペは誰が出場しても良い、職業に関係なく、でどうでしょうか?

審査員が変われば順位も変わるのが普通です。いろいろな審査員がいろいろな結果を出しても良いと思います。選手はただ自分たちの踊りを信じて一生懸命踊るだけですから。

以上、過去にプロアマ統一戦を経験したモノの意見でした。
それでは、また。。。

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