石川です。
「守破離(しゅはり)」とは、日本の茶道や武道などの芸道における修行のプロセスを示した、成長のための3段階の教えです。
千利休の教えが元になっており、基本を忠実に守ることから始まり、最終的に自分なりの独自の道を確立するまでの過程を指します。
1. 守(しゅ)
師や流派の教え、型、基本の作法を忠実に守り、完全に身に付ける段階です。まずは徹底的に基礎を模倣し、自己流を挟まずに土台を築くことを重視します。
2. 破(は)
基本を身に付けた上で、他の師や流派の教えも学び、従来の型や枠組みを「破る」段階です。自分なりに研究や工夫を加え、基本を土台にしながら新しい可能性や応用へと発展させていきます。
3. 離(り)
これまでに培った基本や応用から「離れ」、師匠の元からも独立して、独自の新しい型や世界を確立する段階です。オリジナリティを最大限に発揮し、新たな創造者となるプロセスを指します。
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これは社交ダンスの上達の過程にもあてはまると思います。
「守」ではコーチャーの教えをそのまま真似ることから始まります。
「破」ではそこに他の教えや自分なりのやり方をプラスしていきます。
「離」は自分の踊りを確立させ独立していく。
生徒さんはこの「守」の段階で苦労していますね(笑)
あるいは「守」もままならないのに勝手に「破」に移行しちゃったり。
プロの先生は「守破離」を体現しているかな。
実際には「守」を終えて「破」というより、「守」をしながら「破」、続けているうちに「離」みたいな。
難しいのは「破」、なにをやっても良いのではなく、タメになるものを取り入れる。
もっといえばタメにならないものもタメになるようにしていく感じか。
もとは千利休の『利休道歌』にある、「規矩作法 守り尽くして破るとも離るるとても本を忘るな」を引用したもの。
この最後の「本を忘るな」を忘れないように。
教えを破り離れたとしても根源の精神を見失ってはならないということが重要。
基本の型を会得しないままにいきなり個性や独創性を求めるのはいわゆる「形無し」である。
型がある人間が型を破ると「型破り」となるが、型がない人間が型を破ったら「形無し」になる。
「型やぶり」…一般的・常識的な枠組みや決まりきった方法にとらわれず、新しいやり方をすること。
「形なし」…本来あるべき姿や形、価値が失われてしまう状態。
わかりやすくいえば、ベーシックがしっかりしていないのにバリエーションをやっても「形なし」になりますね。
バリエーションは「守」あってのもの、それらが発展したものと考えてください。
「形なし」のアマデモにならないように気をつけてください。
ダンスの道も「守→破→離」ではあるのですが、そこで終わるモノでもありません。
マクロに考えれば「守→破→離→守→破→離→守→破→離…」かな。
芸事に現在地はあっても終着点はありません。
そのときにできるベストを尽くし、さらにその先を追い求める…
大変だけど、それを大変と思っているようでは先に進めません。
それらもすべて楽しみながら進んでいきましょう。
それでは、また。。。
