競技会における1チェックの差は大きいです。
予選がチェック式で決勝は順位法です。
仮に1次予選、2次予選、最終予選、準決勝、決勝のコンペがあったとします。
基本的には半分になっていきますので、96組いたとして、
1次が終わって48組、2次が終わって24組、最終で12組、
準決勝が終わり6組となり、その6組で決勝となります。
ここで、1回戦落ちの人と決勝まで行った人、
大きな差がありそうですが、実はそうではない場合もあるのです。
例えば2種目を7人の審査員で審査したとします。
満点が14点で7点取れば予選通過です。
ここでポイントになってくるのが、ダンスには好みがあるという事。
上手い、下手だけでなく、好き、嫌いという事。
これは誰にでもある事、人間が審査するのです。
好みがあるのは当然ですし、審査員も同じだと思います。
競技経験者は分かると思いますが、くれる審査員は最後までくれたりします。
逆にくれない審査員は最初からくれません。
さっきの話しに戻って、1次予選で3人の審査員に気に入られたとします。
6点ですので残念ながら1次予選落ちとなります。
ここでもしあと1人、誰かが1点くれてたら予選通過です。
この7点を安定して取れたら次も通過、その次も通過。
準決勝も通過で決勝進出です!
1点の差が1次予選落ちと決勝進出の差になる事もあるのです。
まれな事かもしれませんが、ありえる話しなのです。
逆に1回戦を満点で1位通過、2回戦0点で予選落ちという事もあります。
1回戦の時、審査員が落とそうか迷ったけどギリギリで○をくれたとします。
全員の審査員がそうだったらギリギリの○で14点満点です。
しかしさっきがギリギリでしたので次はもうもらえないという事になります。
このようにチェック式は恐ろしいのです。
問題はより多くの審査員に好まれるダンスをする事。
そのためには基本をしっかりする事です。
何故なら基本がしっかりしてるのを嫌がる審査員はいないからです。
「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」式で多くのコンペに出場してるカップルもいます。
確かに当たる事もあるかもしれませんが、上手い鉄砲なら1発です。
さて、明日は競技会。
より多くの審査員に好まれるよう、しっかり踊ってきます。。。