今回はリフトについてです。
まずプロダンサーは普段はリフトをしていません。
するのはプロデモ、アマデモ、ショーダンスなどの時だけです。
通常の競技会ではリフトをしてはいけない決まりになっているのです。
テレビの影響か、社交ダンスにリフトは付き物と思っている方もいるかも…
プロでもリフトの得意、不得意、好き、嫌いがあると思います。
ここでリフトの定義を簡単に説明します。
両足が床から離れたらリフトになります。(ジャンプは別)
片足でも床に付いていればリフトではないので競技会で使えます。
大勢が一斉に踊る競技会ではリフトは危険な物なのです。
さて、リフトにも色々あります。
すべてに名称が付いているか定かではありません。
一般的には男性が女性を持ち上げます。(マレに逆の場合もあります)
主に男性が頑張るもの、女性が頑張るもの、ケースバイケースですね。
男性のポイントは重心を掴む事、あとはタイミング。
筋力も必要ですが、それに頼ったリフトは危険です。
女性のポイントは身体に芯を作る事、あとは勇気!
リフトによっては柔軟性や筋力も必要になってきます。
リフトの練習の仕方ですが、まず、見よう見まねは危険です。
ちゃんとリフトが出来る先生に見てもらいましょう。
その後自分達で練習する時は、まずストレッチをしっかりやります。
いきなりリフトをすると怪我をしやすいです。
あとはイメージをはっきりさせて下さい。
手はどうなっているか、足はどっちが曲がるのかなど。
危険そうなものは二人きりでやらず、必ず誰かにサポートしてもらって下さい。
ビデオなどで撮影してみるといけない所が分かり易いですね。
怪我をしやすいのは、二人の呼吸が合っていない時です。
男性が上げようとしているのに女性はそう思っていなかった時。(またはその逆)
女性が怖がってためらったりするのも危険ですね。
怖がらせないためにも二人の信頼関係が大切です。
ケンカしているときはリフトの練習はしない方がいいですね。
わざとじゃなくても踏んだり蹴ったりしやすいです。(潜在意識?)
カップルの生徒さんににリフトの練習をさせた時、
「先生に上げてもらうと気持ちいいのに、うちの人だと肋骨が痛いんです」
女性にも問題がないわけではありませんが、男性次第です。
ちょっとした手の位置、腰の位置、乗せる場所で全然痛さが違うのです。
間違った上げ方は怪我につながります。(合っていても怪我する事はあります)
※ちなみに女性の体重は軽い方がいいですね!(←当たり前!byケンちゃん)
デモの時など、派手なリフトはダンスを華やかにしてくれます。
くれぐれも怪我のないよう練習して下さい。。。
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