音の長さ(ラテン)。。。

今回は音の長さを計算してみます。
まず、社交ダンスのテンポは1分間に何小節あるかで数えます。

チャチャチャ 30小節くらい
サンバ 50小節くらい
ルンバ 25小節くらい
パソドブレ 60小節くらい
ジャイブ 44小節くらい

標準テンポはだいたいこれくらいです。
競技会では4%くらい遅くして使用されます。

サンバはゆっくり数えて1・2・1・2~と数えます。
パソドブレも1・2・1・2~です。

しかし先生によっては1・2・3・4・1・2・3・4~だったり、
1・2・3・4・5・6・7・8・1・2~と数えたりします。

1・2だけだと足型を覚える時、間違えやすいですし、
8拍ごとに旋律が変わる事が多いなどが理由です。

さて、まずチャチャチャは、2・3・4&1、
時間的な長さは、0.5秒・0.5秒・0.25秒・0.25秒・0.5秒

サンバの場合、ウイスク(ホイスク)などの、S・a・S(スロー・ア・スロー)
時間的な長さは、0.45秒・0.15秒・0.6秒

ナチュラルロールなどの、S・Q・Q(スロー・クイック・クイック)
0.6秒・0.3秒・0.3秒

ルンバの場合、2・3・4・1
時間的な長さ、0.6秒・0.6秒・1.2秒(4~1)

パソドブレの場合、1・2・1・2
時間的な長さ、0.5秒・0.5秒・0.5秒・0.5秒

ジャイブの場合、1・2・3a4
時間的な長さ、0.34秒・0.34秒・0.227秒・0.113秒・0.34秒

補足説明、S(スロー)1拍に対して、Q(クイック)or&、は1/2拍
a、orと、は1/4拍となります。

このなかで一番速いのはジャイブの「a」0.113秒
サンバの「a」も0.15秒、どれくらいの長さなのでしょう?

これらはベーシックのカウントであり、
バリエーションではさらに繊細なタイミングが要求されます。

世界のトップレベルは32ビートとも言われます。
普通1・2・3・4と数える間に1~32まで数える計算になります。

フィーリングの問題になってきますが、
この感覚次第で音楽との一体感が変わってくるのです。

社交ダンスでは0.1秒のズレは大きなズレになってしまいます。
耳で聴いて合わせるのではなく「音楽を体で感じる」

一人ならいいですが、社交ダンスは二人で踊るもの。
合わせるのは耳ではなく体、そこから来るムーブメントで合わせます。

私達も練習の時「そこ、あと0.01秒待って!」なんて言います。
本当に気分良く決まった時は、0.001秒もズレてないんでしょうね。

今回は少し細かい内容になってしまいましたが、
みなさんももっと音楽やタイミングに気を使って下さいね。。。


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