石川です。
今回のタイトルは「アマデモの曲の速さ(1)」です。
これが結構難しいのです。
まずダンスCDに収録されている標準テンポで踊られる人は少ないでしょう。
ほとんどの人は数パーセント遅くして使用しています。
ちなみにプロも2~4%前後遅くして使うのが一般的かな?
競技会でも同様に少し遅くなっています。
さて、アマデモの場合、みなさんどうしています?
多くの人は先生におまかせかな。
生徒さんに聞くと「なるべく遅めでお願いします」と言われます。
(特にラテンの場合)
ラテンは速いものが多い、ゆっくりの方が踊りやすいだろう、って事です。
しかし、これが間違い!
私は常にお客様からどう見えるかを考えています。(アマデモの時も)
踊る方としてはゆっくりな方が楽ですし踊りやすい、これは本当ですね。
しかし、踊りやすくなればなるほど見ている方はつまらなくなります。
逆に踊るのが大変なものほど見ている方は面白いのです。
よくプロの先生がゆ~~っくりな曲を使いますが、これを真似してもいいものにはなりにくい。
これはプロだからこそその遅さで踊れるのですね。
遅くても身体の動きが止まる事なく動き続ける!
遅い曲を使う時は、いかに速く動けるかがポイント。
そうする事で緩急をつけてメリハリを出すのです。
そんな訳でスピードがない人がゆっくりな曲を使うのはお勧め出来ません。
なので私は生徒さんに極力速い曲を使います。
でもその生徒さんが踊れなくちゃ話しにならない。
生徒さんが踊れるギリギリの速さを見極めます。
最初は12%遅いところから始め、次は10%ダウン。
次第に速くしていき8%、6%ダウンとしていきます。
少しずつ速くしていくと結構対応出来るようになっていきます。
練習は大変かもしれませんが、それだけの成果はありますよ。
デモは自己満足だけではなく、やはり見ている人に喜んでもらいたいもの。
またステップによっては速く踊った方が楽なステップも多いのです。
遅い方が上手くいくと思っている人、気をつけて。
みなさんも自分の限界に挑戦するつもりで頑張って下さい。。。
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