石川です。
今回のタイトルは「教えないのが名コーチ」
これはどこかの国の言葉だったか?
私も同じように思っています。
普段ダンスを教える時に心がけている事の一つですね。
生徒さんを上手くしようと思ったら「教えない事」です。
もうちょっと言い換えれば「教え過ぎない事」かな。
これは出し惜しみとは違います。
生徒さんに自分で考えさせると言えばいいのかな。
私に習った事がある人は分かると思いますが、
「なぜそうなると思う?」「じゃここはどうなる?」など…
聞かれる事も多いと思います。
これは自分で考える力をつけて欲しいとの思いからです。
一般論として生徒さんが先生に質問をしたとしましょう。
すると先生はその質問に答えるでしょう。
しかし先生は答えだけを教えていませんか?
「ここの手はどうしましょう?」「上に上げてください」みたいな。
なぜ上に上げるのか、どうしたら上にあげられるのかの理由が大切!
ここを理解しないと(させないと)早く上手くなれません。
理由や仕組みが分かれば他のところにも応用できます。
「そうか、じゃこーゆー時も上ですね」となります。
足型が変わった時など、手に使い方で悩んだ事ありませんか?
基本のパターンを理解していない証拠です。
違う例えを挙げてみましょう。
生徒「2+3はいくつですか?」
先生「それは5ですね」
答えだけじゃなく足し算を教えないといけないのです。
じゃないといちいち「じゃ4+5は?」「6+7は?」となります。
足し算を覚えちゃえば同じような問題はクリアできるのです。
先生だけの問題ではなく生徒さんの意識も問題です。
だいたいみんな答えだけ聞きたがります。
大切なのは答えより考え方なのです。
もっと疑問を持ち、自分でも考える事。
答えが分からなくてもいいのです。
まずは考える事が大切なのです。
そうする事で正解を知った時の理解度が違ってくるのです。
先生と答え合わせをするような感じになったらいいですね。
はっきり言って仕組みを教えるのは面倒な部分もあります。
でも時間をかけてもちゃんと覚えてもらえば、あとは早いのです!
自分で考えられるようになっていくので、
極端な話し、勝手に上手くなっていってくれる。
子供の勉強で考えてみて。
問題集の答えを見て書き写しているようじゃ成績は上がりませんよね。
まずは公式などの基本パターンを覚えます。
あとはひたすら応用問題を解いて自分のモノにしていくのです。
進学塾のキャッチコピーではありませんが、
「やる気にさせます!」これが大事!!
本人のやる気が上がればどんどん上手くなっていきます。
先生に上手くしてもらおうなんて言語道断。
先生はちょっとしたお手伝いだけ。
結局、本人のやる気と努力しかないのです。
早く上手くなる人→自分で考える事が出来る人。
なかなか上手くならない人→先生に言われた事だけやっている人。
私、これからもなるべく教えないようにします。
みなさんももっと積極的にダンスを習っていきましょう。。。
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