プロが教えないテクニック。。。

石川です。

今回のタイトルは「プロが教えないテクニック」
(私なりの解釈です)

こんな事は本当にあるのでしょうか?
結論・・・あると思います。

いろいろなパターンが考えられます。
例えばレベルの問題。

ダンスを始めたばかりの初心者に上級のテクニックは教えられません。
仮に教えたとしても理解できず混乱させるだけになります。

他に考えられるパターンとして、誤解している場合。
以前説明していてもその時は理解できていなかった場合など。

後になってやっと説明が理解できるようになり、
「先生、もっと早く言ってよ-!」(言ってましたけど…)なんて事も。

あと一番考えられるのが、「プロが教えられないテクニック」かな。
これは雑誌やレッスンDVDなどの事です。

みなさんはそれらを見て「そうか、なるほど、ふんふん…」となっていると思いますが、
あまり信用しないでください。

いえ、何も間違った事を言っているのではないのです。
むしろ逆、正しい事を言っているからダメなのです。

ダンスの練習では極端すぎるような事が必要です。
思い切りヒッップを動かしたり、逆にヒップを全然動かさないようにしたり…

しかしDVDなどでは極端な説明ができない。
なぜなら誤解されてしまいやすいから。

「え~こんな事やるの~、この先生変じゃん!」となってしまいます。
誰でも批判はされたくないものです。

結果、当たり前の正しい事だけになってしまうのです。
「教えない」ではなく「教えられない」のです(誤解を避けるため)

時間の問題もあると思います。
レッスンものなど1時間でいくつもの説明をしなければいけません。

そんな短時間で説明ができれば世話ないって!
ルンバウォークの1歩、一晩かけても説明しきれないかも…

以前から言っていますが、上手くなるためにはいろいろな練習が必要。
言い換えればいろいろな間違いが必要。

今上手い人ほど過去に間違ってきたのです。
間違いを恐れている人、上達しませんよー。

この必要な間違いがDVDなどでは説明できないのです。
その人のくせによっても必要な事が変わってきますから。

プロの先生に習うメリットはこの間違いを教えてくれるところにあります。
アマチュアに習ってもそんなに上達しませんよ。

それは正しい事を教えてくれるからです。
(アマチュアの方が理論派だったりしますね)

「プロが教えないテクニック」なんか出し惜しみみたいな言葉ですが、
ほとんどの先生は出し惜しみなんてしていないと思います。

レベルなどの問題で今は言えないだけです。
(自分の身体でしている事を言葉で説明するのが苦手な先生はいるかも…)

私も普段、生徒さんにいっぱい間違いを教えています。
でもそれは今のその人に必要な間違いなのです。

そもそもダンスに絶対的な正解はなく、
今現在のレベルでの正解らしき事があるだけです。

ちょっと難しくなっちゃったけど解りましたか?
どんな間違いが必要か知りたい人はうちのスタジオまで。。。

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