石川です。
私もよく「人一倍頑張らないとね!」なんて言うのですが、
ふと、この言葉ってどーゆー意味なんだろ?って思いました。
だって「人の一倍」って言ったら同じ量ってことになりますよね。
「人一倍」=「人と同じ」ではないのか?
調べてみたら「人一倍」=普通の人以上であること。副詞的にも用いる。「寒さには―強い」
なので普段の使い方で間違っていないのですが…
気になったのでもうちょっと調べてみました。
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どうも江戸時代までは「倍数」を表すのに2つの表現があったそうです。
それが【倍】と【層倍】
【倍】は、それだけで【×2】を意味し、【層倍】は【×1】を意味しました。
そしてこのように表現したそうです。
【×2】は【倍】、【一倍】または【二層倍】
【×3】は【二倍】、【三層倍】
明治以降、西洋数学が導入されると【層倍】の考え方が一般的になり、
【二層倍】の意味で【二倍】と表現するようになり、これがそのまま現在に至っています。
つまり【人一倍】という表現は【倍】と【層倍】が分かれていた頃の言葉で【人の二倍】という意味です。
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なんとなく分かったような…?
自分なりに解釈してみた。
そもそも「倍」一つだけで「二倍」の意味があるので、
「一倍」を「倍が一つ」と考えれば二倍の意味になる。
「人一倍」を「人の倍」とか「一人の倍」と考えればつじつまが合いますね。
なにげなく使ってますが、けっこう複雑ですなー。
ちなみに「倍」、「層倍」の考え方に似ていると思うのがアメリカとイギリスの階層の数え方です。
アメリカは「倍」的発想、イギリスを「層倍」的発想になるのかな。
アメリカでは1階のことを「first floor」というのに対し、イギリスでは「ground floor」といい、
2階をアメリカは「second floor」、イギリスでは「first floor」といいますモンね。
日本でも階段一つ上がったらそこは二階ですよね。
ではここで問題!
今一階にロビーのあるホテルに来ています(場所は日本)
Aさんは地上三階にいて、Bさんは地下三階にいるとしましょう。
同時にスタートし、階段でロビーに向かいます。
さて、どうなるでしょう?(上り下りや体力とか関係なしです)
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同着!・・・ではないよ。
すぐ分かったと思いますが、Aさんが先に到着します。
Aさんは、地上三階→地上二階→地上一階(ロビー階)・・・階段二つ。
Bさんは、地下三階→地下二階→地下一階→地上一階(ロビー階)・・・階段三つになります。
さて、こんなことばっかやってないで練習しよ。
人一倍やらないと上手くなれないからね!。。。
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