石川です。
今回は過去記事ピックアップ。
『強い戦闘機。。。』2007-11-01 01:07:21
うちのスタジオに通っている人で、
競技会に出場しているカップルも多いです。
私はその人達に踊り方を教えているのですが、
ほとんどのルーティン（足型）も作っています。
たまに他から来た生徒さんで、とんでもないルーティンの人もいます。
「おいおい、それじゃ勝てないよー！」
何をやっているのか、種目すら分からない事もあります。
カウントもアバウト、ポジションも適当、これじゃ…
そんな時、私はカッコイイルーティンを作ってあげます。
作る時に気を付けているのは、その人達に合っている事。
良さを活かす、と言ってもいいかな？
身体の柔らかい人には柔軟性を活かしたもの。
固い人には力強いもの、スピードのある人には素早いものなど…
なるべく本人達に合っている（やりやすい）ものにしているつもりです。
あと気を付けている事は、その種目らしいルーティンにする事。
ルンバならルンバらしく、サンバならサンバらしくです。
結構サンバのルーティンをチャチャでやったり、
パソっぽい事をルンバでやったりしている人も多いです。
上手い人なら踊りこなせるかもしれませんが、
そうでない場合、あまりお勧め出来ません。
やはりその種目の特徴を出しやすいものの方が早くサマになります。
若ければ時間がかかる事もいいですが、多くの人は時間との戦い。
社交ダンスをやっている人は中、高年が多い。
早く上手くならないと、どんどん歳をとってしまうのです。
練習しているのは自分達だけではなく、他の人達も練習しているのです。
上達度が同じなら上手くなっても順位は変わりません。
いや、自分達が上手くなっても、他の人達がもっと上手くなっていたら、
順位が下がる、って事も考えられますね。
さて、その種目らしい素敵なルーティンが出来たとしましょう。
残念ながらここでレッスンに来なくなってしまう人もいます。
一応足型は出来たのですが、所詮足型は足型、まだダンスではないのです。
言うなればやっとスタートラインに立ったのにって感じ。
競技会という戦いの場に出て行くのです。
私はそこで勝てるよう、強い戦闘機を与えたのです。
セスナ機やプロペラ機よりはマシでしょう。
しかしまだ何も武器を備えていないのです。
せっかく立派な戦闘機で戦場に行ってもただ飛んでいるだけ。
これでは勝てません！
当然武器があった方が強いです。
それも一つではなく、いっぱいあればあるほどいい！！
カウント、タイミングの武器、ストレッチ、ラインの武器、
ムーブメント、表現の武器等々…
同じルーティンでも踊り方で全然別モノになります。
それぞれのステップには狙いがあるのです。
ここではタイミングを見せ、ここはムーブメントが大事等。
それらがなく、ただ足型を追いかけてもダメです。
そのルーティンのポイント、ステップの狙いを掴みましょう。
そうすれば同じルーティンでも全然見栄えが変わってくるはずです。
セスナ機で遊覧している人、一回戦で撃墜されますよー。
自分の武器をいっぱい身に付けて戦場に向かって下さい。。。
※強い戦闘機（武器有り）希望の方、当スタジオまでお越し下さい！
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