カウントがズレたら?。。。

石川です。

先日このような質問をいただきました。

◆Unknown (キトリ)2016-09-21 13:29:09
突然ですが 聞いてください。ラテンAの試合にて。
チャチャ、ジャイブ出だしで リーダーがタイミング間違えて 初っぱなからガタガタ。
私は立て直しを図ったのだけど リーダーはそのまま突き進み・・撃沈。
終わってから「なんでやり直そうとするんだ!?」と怒鳴られた。

ズルズル カウントずれたまま踊るのは 気持ち悪いし Aクラスで「音外して」踊るって耐えられないくらいハズカシイ。
今回 まだ初っぱなの出だしをミスったから 早い段階で やり直しは出来たんです。

先生がジャッジだったら、出だしをやり直しするのと、
やり直さずずっと最後まで音外して踊り続けるのとどっちにチェック入れたいですか?

■私の回答
私ならどっちにもチェックを入れたくないですが(笑)これでは答えにならないので。
確かにアリがちなことですが、皆さんはどう考えます?

この場合、やり直したほうがチェックは入りやすいと思います。
最初の段階といこともありますし、音を外したまま踊ってもチェックはもらえないでしょうから。

ではこの「キトリ」さんのやった方法で良かったのか、と考えると疑問もあります。
男性としては「そのまま続けて」というのも分からなくないから。

私も経験としてコンペのときにカウントが取れなかったことはあります。
プロダンサーとしてどうよ?って声も聞こえてきそうですが(笑)

曲によって最初のエントリー部でカウントがはっきりしてない曲もあるのです。
予想をして見切り発車するか、もっと待ってカウントが分かるまで踊り始めないのか?

待った場合、本当にカウントが分かるのか?
すでに周りは踊り始めてるぞ、どうする、どうする…?(男性の心理分析、笑)

プロダンサーでも瞬間的に取れない曲はあります。
競技の場合、初めて聞く曲だったり、音響の問題や歓声で曲がよく聞こえなかったり…

私の場合、自分が取れてなくてパートナーが取れている場合、素直に聞きます(笑)
ソレに合わせて始めていくうちにどこかで取れますね。

さて、元の問題に戻ります。
この場合の私の答えは「踊り続けてカウントを合わせる」です。

間違ったまま踊り続ける…ダメ!
一度止まって最初からやり直す…ベターではあるけどベストではない。

止まる、やり直す、はミスとしてかなり目立ってしまいます。
ベストは、止まらず踊り続けて正しいカウントに直すのです。

もっと言わせてもらえれば「カウントがズレたときの練習もしなさい!」です。
みんな正しいカウントで踊る練習しかしないんだよねー。

もっと練習の幅を広げよう、ましてやA級ならなおのことです。
遅い曲での練習はしているでしょう。

では標準テンポより速くして練習している?
超遅ーい曲をハイスピードで踊る練習、逆に速い曲をなるべく遅く踊る練習とか。

出だしでわざと外し、踊りながら途中で直す練習…
途中でいったん止まり、すぐ踊り始める練習(ぶつかったときをイメージして)

競技ダンスは良い条件ばかりで踊れません。
曲が速かったり遅かったり、フロアが滑る、滑らない、行きたいアライメントが取れないなどもよくあることです。

誰かにぶつかって足型がくずれた、音がズレた、踊り直しがうまくいかなかった…
運が悪かったのではなく実力です。

上手い人はそのような状況でもちゃんと自分の踊りをしています。
経験もありますが、私は練習でそのような状況も考えておくべきだと思います。

サンバなどもともと途中でカウントが裏返る曲もありますし(1,2,3,4で取った場合)
パソもハイライトがない曲、位置がズレている曲もあります。

最終的にどのような曲でも、またどのような状況でも自分たちのベストダンスができる!
そのための練習をしておかなければいけない、ということになりますね。

良い条件ばかりではなく悪い条件もイメージして練習してください!
プロだけでなくアマチュア競技選手も同じですよー。

それでは、また。。。

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