石川です。
今回は以前質問をいただいたので私なりの考えを述べさせていただきます。
◆Unknown (テトラコ)2017-06-24 16:15:36
私もダンスの講師をしています。パーティーの参加率が少ないと思うかもしれませんが、今のご時世に合う金額ではないように思えます。
今の社交ダンス界のパーティーのやり方をし続けていても今以上の繁栄は難しいようにも思えます。
だからと言ってダンスの価値は下げるべきではないとも思います。
教室維持のためのパーティーなのか、それとも生徒さんの為のパーティなのか、なぜパーティーをするのか。
本当に生徒さんは本当にパーティーを求めているのか。
日本では芸術は国からのサポートが少ない国ですし、バブル期のようにお金を出せるような人も少なくなってきていると思います。
人前で踊ることで成長してもらいたいと考えるなら、ホテルでなくても開催できると思います。
社交ダンスではホテルでパーティーが当たり前ですが、一般市民にとっては当たり前ではありません。
今までと同じようにという時代は終わったと思います。どうすれば社交ダンスを伝え続ける事が出来るのか。
社交ダンスを安売りする事はしてはいけないと思いますが、社交ダンスのために出来ることは何か、社交ダンスに捧げる事が出来ることは何か、考えてしまう事ばかりです。
社交ダンスの付き合いも自分がしているから相手もするだろうというう考え自体がエゴなのかな。と考えてしまうこともあります。
きっと結果が出ていないのでエゴだったのかなと反省することもあります。
突然のコメントに失礼な文章申し訳ありません。自分の感情を整理するためにもエゴで書かせていただきました。失礼であれば消して下さい。
■私の考え
まず金額の問題、確かに安くないです。しかし、半額にしても二倍の人数は集まらないでしょう(キャパの問題もあるし)
パーティーのやり方は以前と変わってきていると思います。チケットノルマも以前はワンテーブルだったのが今は半テーブルくらいになっている。
アマデモ主体だったのをトライアルなどを入れて参加しやすくしたりするところも増えています。
なぜパーティーをするのか?教室のためか生徒のためか?…両方ではないでしょうか。
安いパーティー、会場はホテルでなくてもよいのでは?…これはプロではなくサークルとかに任せましょう。
本来、社交ダンスには品格があってしかるべき、タキシードやイブニングドレスが似合うと思いますし、公民館パーティーでその格好では不釣り合いでしょう。
プロの社交ダンスはある程度高級でいいと私は考えています(レッスン代も高いですしね)
素敵な場所(ホテル等)で着飾って踊り、美味しいディナーを食す、ある意味非現実的な時間を過ごすのも魅力の一つです。
このような催しが年に一回くらいあっても(うちの場合)良いのでは?(お付き合いで年に数回になるかもしれませんが)
リーズナブルな社交ダンスも必要ですが、それはアマチュアの方々がすでにやってくれていると思います。
プロにはプロのすべきことがあり、その一つがホテルでのパーティーだと思いますが、やらなきゃいけないことでもない。
開催できるよういろいろ努力をしますが、やる意義を感じなければやらなければ良いのです。
確かに社交ダンス界は難しい時期にきていると思います。
でも他の企業と同じで有効な努力をしていないところは消えていってしまうのではないでしょうか?
それは業界の問題ではなく個人だったりお教室の経営努力の問題なのかも。
もちろん業界として発展していく活動には期待したいところですが、まずは個人が頑張らねば持ちこたえられません。
最後に社交ダンスとの付き合い云々…競技選手なのでしょうか、自分が一生懸命練習してるのに相手がそれほど練習してくれないと読めましたが…
私は相手に見返りを求めるような努力の仕方はしていません。自分に対して最大限の努力をするだけです。
信頼関係のある相手は自然に応えてくれますし、仮に応えてくれなくても落ち込むこともありません。
「オレがもっともっと上手くなるから全然練習しなくていいよ」くらいの気持ちです(笑)
でもその努力を知っていて練習しないパートナーはクズだと思いますけどね。
以上、私なりの回答です。。。
◆なんのためのパーティーでしょうか (読者)2017-06-26 22:40:58
テトラコさんの意見に同意します。教室維持のためのパーティーなのか、生徒のためのパーティなのか、なぜパーティーをするのか…まさにそこです。
石川先生が「パーティーで普段の赤字をうめたい」と本音を吐露された勇気はおおいに評価します。しかし、それでは生徒はついていけません。
だって、一部の富裕層は別として、一般的に言えば決して安くはないレッスン代を捻出し、レッスンに対する対価としてお払いしてるんですから。
先生に対する敬意とデモに出る出ないは別問題です。
レッスン代だけで教室経営が成り立たないからパーティーで穴埋めしないといけないというなら、そもそも経営学的に間違っていると思います。
もちろん、石川先生のところだけでなく、社交ダンス全体の問題としてです。
その根本原因をいつまでたっても正視せず、生徒頼みのパーティーで穴埋めという経営の仕方から脱却するつもりがないなら、
デモに出ることを入会条件にするしかないんじゃないでしょうか?「あの人、協力しない」と思われてレッスン受ける方も、愉快ではありません。
初めからデモ条件を取り決めたほうが互いにすっきりするでしょう。
それが嫌な人は入会しないだけのことです。(もちろん、それがいいと言っているのではなく、今のままだとそれしかないでしょ、という意味です。)
と書くと、先生には、デモに出るとうまくなる、そこを目指してほしいと言われるかもしれません。
人前で踊るとうまくなるというのはある程度当たっていると思いますが、だからと言ってデモに出なければいけないというのは短絡的です。
皆がそういう目的で習っているわけではないのですから。
デモに出てうまくなりなさいということと、教室経営の助けにデモに出てねという2つのことをごちゃまぜにしないほうがいいと思います。
■私の考え
先生に対する敬意とデモに出る出ないは別問題…ん、別に一緒にしていないけど。
生徒すべてに強制的にデモに出なさい、と言っているわけではありません。
まずは自分のお教室の年一回のパーティーにはなるべく出席して欲しいということでデモとは別問題。
デモは基本的に出たい人が出ればいいので、出なきゃいけないことではないと思います。
デモを入会条件に…そんなことをする必要はありません、ダンスの楽しみ方は人それぞれですから。
経営学的な問題…極力レッスン代を安くしているのがいけないのでしょうか?また年間収支で考えるのは経営学的に間違っているのかな。
そもそも料金の高さは満足度と比例します。千円で高いと思うレッスンもあれば一万円で安いと思えるレッスンもあります。
もしあなたがレッスン代が高いとお感じならその先生に師事するのはやめたほうが良いと思われます。
お金が湯水のように使える人ばかりじゃないことも重々承知で、うちでは料金を抑えられるような努力をいろいろしています。
アマデモパートナー料無料(同一年二回目以降何度でも)、トライアルも二種目目以降を安くしたり無料にしたり…
パーティー=デモ、のようになっていますが、デモ=うまくなるため、であっても、人前で踊る=高額、とはなりません。
トライアル等でも人前で先生とデモの足型が踊れますし(時間が短め)料金はかなり安くなると思います。
ホテルのデモではなくスタジオパーティーでデモ、サークルパーティーでデモ、などでもかなり金額は抑えられるはず。
またデモ費用を安くしたいならドレスを工夫すれば(お友だちに借りるとか市販の安いドレスなど)だいぶ変わってくると思います。
さらに練習して自分でヘアセットやメイクをできるようにすればもっと料金を抑えられます。
これらの努力を私は否定しません、…が、その道のプロがやってくれるのと差が出るのは仕方ありません。
せっかくの晴れ舞台に最高の準備を、と考えるもよし、金銭を抑えるために自分で頑張るもよし、です。
私はデモに出る人と出ない人のレッスンに差をつけたこともないし、扱いに変化もありません。
生徒さん自身がデモに出ない(パーティーに出ない)ことに引け目を感じてしまうことはあるかもしれません。
そうならないようソロデモではない人もグループフォーメーションで参加、トライアル参加などで協力して頂いています。
都合で参加できない人も生徒一同のお花代などで協力してもらっています。
デモと教室経営を一緒に考えていることはさらさらなく、私は生徒さんの心意気の問題を言っていただけです。
自分のお教室のパーティーには(なんらかの形で)極力協力してください、ということです。
以上、私なりの考えでした。
それでは、また。。。
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