石川です。
今回は過去記事ピックアップ。
「女性の存在感」(2008年12月11日)
今回のタイトルは「女性の存在感」です。
ラテンでもボールルーム(スタンダード)でも大切な事ですね。
はっきり言って存在感のある女性って少ない気がします。
プロの先生はともかく、アマチュアの場合まず存在が消えてしまいます。
どうしても「先生に踊らされている感」がありますね。
これはリードの受け方に問題があると思います。
みなさん、先生のリードに従う事がいい受け方だと思っていませんか?
先生と一緒に動いて、「よし、一体感!」なんてね。
まずここが違う!
以前も言いましたが、リードを受けるためには抵抗感が必要。
「従う」と言うより「反発」と言っていいかも。
そう、みなさんの得意な「反発」です(笑)
ラテンで先生が「下がって」のリードをした時、「ハイ」って下がってはいけません。
逆に「下がりたくない」極端に言えば「下がるもんか」でいいくらい。
そうする事で抵抗感が生まれ、それがリードを受けるって事に繋がります。
「戻って」の時も同じ、「戻るもんか」です。
リードと一緒にスッと動いては「距離感」や「ボリューム感」が表現出来ません。
上手い踊りは「圧縮感」や「ふくらみ」があるのです。
それらの表現は「抵抗感」あってのもの。
ちなみに抵抗するのは腕ではなく身体全体を使って下さい。
そうすれば「嫌な重さ」ではなく「心地よい重さ」になります。
女性で「重さをかける」のを悪い事と思っている人もいますね。
正しいかけ方をすれば、「重さ」はあった方がいいのです。
身体の重さ(体重)と踊りの重さは比例しませんよー(笑)
ボールルーム(スタンダード)の場合も同じです。
男性のリードに先走るなんて言語道断。
アマデモで存在感のある女性がどれだけいるでしょう?
多くの人が先生に踊らされているように見えてしまいます。
これも原因は先生のリードに従っているから。
反発して下さい、「PPになって」に対して「ヤダ!」でいいのです。
そこにちょっとしたズレが生じ、ホールドが大きく見えるはずです。
ネックの返しもゆるやかに大きくなると思います。
プロの先生カップルが踊っていると、その女性に存在感があると思います。
それは男性のリードをしっかり受けて(抵抗している)からなのです。
リードに対し「抵抗する」これは一種の「自己主張」と言ってもいいです。
そしてその「自己主張」が「存在感」になるのです!!
多くの人はこの「自己主張」がないように思います。
その結果「存在感」のない踊りになってしまっている気がします。
ちなみに私も自分で生徒さんにレッスンをしている時、
「従ってー!」と言ってもなかなか上手く出来ない。
でも「抵抗してー!」と言うと上手く出来るんだ、これが(笑)
(きっと家でも従っていないな…)
どこにでもホイホイついていく「尻軽女」にならないよーに。
「イイ女」はそう簡単についていかないもんだよ。
みなさんも「存在感」のある踊りを試みて下さい。。。