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石川です。
デモ裏話、今回はショーダンス（ハコヅメ）について。
まずドラマ「ハコヅメ〜たたかう！交番女子〜」を見ていて、曲が良いと思ったのがきっかけ。
オープニングとエンディング、両方の曲を使って踊ってみようと思いました。
次は衣装、ここはちょっと苦労しました。
普通に警察官のコスプレなら難しくないのですが、それだけではおもしろくない。
男性はシャツだけでなくベルトを使い、そこにチェーンや手錠を付けてみました。
女性はやはりどこか女性っぽくしたかったのですが、探してもセクシーアメリカンポリスみたくなっちゃう(笑)
水色シャツにタイトスカートじゃつまらいってことでやりすぎないギリギリのところを選んだつもり。
上のシャツはともかく悩んだのは下、普通のスラックスじゃつまらない。
タイトスカートはNG、フレアスカート、ロングスカートも変。
で最終的にセパレートパンツ、少し足が見えてガーターベルトのように繋がっているヤツにしました。
ちなみにキャラ設定、純代先生に川合（永野芽郁）はムリ、やっぱ藤さん（戸田恵梨香）でしょ！
一応髪型も藤さん風に後ろで一つに結んで下していました。
私は源（三浦翔平）のつもりだけど、純代先生からはハコチョー（ムロツヨシ）でしょ、と言われました(笑)
選曲、衣装は決まった、あとは振り付け。
ここもただ曲に合わせて踊っただけではおもしろみにかける。
ここでアイデアが浮かんだ、手錠をしてそのまま一度も離さず踊れないか？
やってみたらこれが意外と難しかった。
まず本当に手錠でやってみたけど、痛いしねじれるし全然ダメ。
そこで次なる案、リストバンドで繋げる、ヒモ、ゴム、チェーン、いろいろ試して最終的には伸びるストラップに。
実際に振り付けると、手を離さないってかなり制限があって複雑なステップができませんでした。
単純なステップでも飽きないようにどんどん種目を変えることにしました。
ジャイブ、ルンバ、パソドブレ、チャチャチャ、スローフォックストロット、タンゴ…
リフトも手を離さないでスムーズにできるモノをチョイス。
ステップの中身はできた、あとは演出、なぜ手錠をかけて踊るのか？
オープニンでいたずらをして手錠をかけられるという設定にしました。
エンディングではさらにいたずらをしようとして捕獲されてしまう、というオチ。
挨拶後は連行されるところまでやりました。
実はこの前にパーティープロデモでやったのですが…
あまりスムーズに踊ってしまうと手が繋がっていることがお客さまに伝わらないようです。
せっかく難しいことに挑戦してるのにそれに気づいてもらえないのは寂しい。
なので今回はあえて何か所かで手を離し、繋がったままアピールを入れてみました。
私としては今回の教訓としてアイデアだけではダメ、効果的な演出がないと作品として成り立たないと思いました。
手を離さないまま踊る、は良いとしても、なぜ？どうして？どうなる？これらを見る側として考えないといけない。
実際にはお客さまが「あ！」とか「捕まった！」とか「なるほど！」など解説の声が聞こえてきました(笑)
みんなにわかってもらえて初めて演出として成り立ちますモンね。
ちなみに曲の中に「♪この手をずっと離さないよ～」という歌詞もあってピッタリかと。
そんなこんなで思ってたより苦労した一曲となりました。
それでは、また。。。
