石川です。
今回はたまにでてくるプロアマ論を個人的に考えてみます。
生徒さんのレッスンをするのがプロなのかアマでもいいのか、の問題もあるのですが…
今回は競技会について。
単純に日本で行われている競技会にはプロ部門とアマ部門があります。
基本的に資格は関係なく誰でもエントリーすればプロ競技会に出場できます。
どのコンペでも自由に、というわけではなく下位クラスからになりますが。
各コンペには出場資格というものがありそれを満たしていれば出場できるということ。
プロ選手がアマ競技会には出場できません(年月、クラス等各団体規定があります)
あと同時にプロ部門とアマ部門にでることもできません。
なので出場選手はどちらにでるのか選択しなければいけない。
基本プロ部門には誰でもでられます(コレはコレで所属団体問題があるのですが…)
問題になるのはアマ部門の規定や解釈です。
どこまでがアマチュアでどこからがプロなのか?
ちなみにプロがうまくてアマチュアがヘタ、なんて一概には言えません。
そのへんのプロよりうまいアマチュアなんていっぱいいますから。
確かに一般的にはアマチュアよりプロのほうがうまくて当然と思う人もいるかもしれませんが、
ダンス技術でプロ、アマは区別されていないということです。
その区分け、ちょっと単純に言ってしまえば趣味がアマチュア、仕事にしていればプロ。
仕事とはレッスン代を頂いたり、プロデモ、アマデモ等でお金をもらうこと。
例としては昼間会社勤め、夜や休日に練習して競技会に出場しているアマチュア選手。
お教室勤務で生徒さんにレッスンをして朝や夜に練習をしているプロ選手。
しかし現実的にはこの間の人も結構いるはず。
会社勤めはしているけど教室勤めではなく練習場でお金をもらって教えている、プロ?アマ?
一日中ダンスを教えているけどお金をもらっていなかったら、プロ?アマ?
男性は会社勤め、女性はダンス教室勤務、出場コンペはプロ?アマ?
このようにグレーゾーン?も多いのです。
正直、下位クラスの選手で問題になることはほとんどないでしょう。
問題になるとしたらファイナルクラスやチャンピオンでしょうね。
チャンピオンなら団体の看板になるので、いろいろクリアにと考えるのは普通でしょう。
良くも悪くも日本のダンスはプロアマともにクラス分けされています。
A級B級C級D級…これはだいたい同じレベルで戦おう、ということです。
もしこれがなかったらD級相当の人もいつもA級選手と一緒に戦わないといけなくなる。
毎回1回戦落ちが続くとモチベーションが低下してしまうかも?
ちなみに日本でもなじみのあるブラックプールコンペ、代表戦ではないので誰でもでられます。
言うなれば世界中のA~D級が一斉にでてくるので下位の者にはかなり厳しいコンペになりますね。
同レベルで戦える(公平性)ということは常に勝ち負けの勝負ができるメリットがあります。
私はここが一つの判断材料になるのでは、と考えています。
もしあなたがサラリーマンなどで毎週土日の練習だけでA級戦の決勝まで進めたとします。
他の決勝メンバーすべてが毎日朝から晩までダンスのできる環境にいる人だったとしたら?
土日練習だけでそこまでいけてすごいと考える人と、公平じゃないよな、と考える人もいるでしょう。
競技会主催団体としてはここを考えているのではないでしょうか。
実は私もアマチュアチャンピオン後、アマチュアコンペに出場しないようにと言われた一人です。
当時教室に努めていたわけではなくダンスホール勤務でした。
営業前に多少のレッスンはしていましたがそれが問題になったようです。
恥ずかしながら当時の私はその辺のことはなにもわかっていませんでした。
今と違ってネットですぐいろいろな情報が調べられるわけでもなかった。
当時私はプロの競技会は有資格者しか出場できないと思っていたので。
結局私の場合はアマのコンペにはでられない。
プロのコンペならでられるということですぐターンプロしました。
正直土俵はどこでも良かった、通用するか不安はあったけどよりハイレベルで戦ってみたかったので。
プロC級登録でしたが1年かからずA級ファイナルまでいけました。
これは自分の考えなので、人それぞれの考えかたもあるでしょうし正解もないのかも。
個人的には競技会に規定があるのは当然、出られるコンペで全力をだす!かな。
だいたいこの問題がでる場合は十分プロで戦っていける選手です。
どこの土俵で踊っても社交ダンスは社交ダンスです。
プロアマ競技会問題、プロアマレッスン問題、所属団体問題…いろいろあって書ききれません(笑)
これらはまた気が向いたときにでも。
長文にお付き合いいただきありがとうございました。
それでは、また。。。