ヒロです。
今回はカーエアコンのお話し。
外気導入と内気循環、使い分けていますか?
基本的な仕組みは家庭用エアコンと同じですが、クルマ独自の機構ともいえるのが、
「内気循環」と「外気導入」のモードを切り替え。
どちらかにしたまま、使ってない、という人も多いかも。
今回はそれらの違いや使い方を書いていこうと思います。
まず簡単に説明。
内気循環は室内の空気を循環させ、外気導入は外の空気を取り入れて循環させるということ。
外からの花粉やホコリ、ニオイなどをブロックするために常に内気循環にしている人もいるかも。
外気導入を使わずに内気循環ばかりにしているのはお勧めできないようです。
自動車メーカーは一般的には外気導入を推奨しています。
それは内気循環を続けると、CO2濃度の上昇で「疲労感や注意力低下」「眠気や頭痛」の可能性があるから。
内気循環だけでなく、シーンに応じて切り替えることでより快適な車内空間が作れると思います。
最近はオート機能が進化していますが、自分が快適だと思えるように手動で操作したほうがいい。
内気循環では、冷暖房が素早く効いたり、外気のニオイや悪い空気を取り込みにくくするメリットがあり、
また、冷暖房が効きやすいので燃費が若干改善する傾向があります。
一方で、CO2濃度が上がってボーっとしてしまうなど注意力が散漫になりがちなので、
長距離や長時間の移動には向かないでしょう。
外気導入は、車内の酸素濃度はそのままでCO2濃度も上がらないので、換気の手間がないのがメリットです。
また内気循環では車外との温湿度差によって窓が曇ることもありますが、外気導入で曇りも取れやすくなります。
内気循環だけでは発生した結露をうまく排出できず、汚れやカビなどの菌が付着して増殖させてしまうかも?
車内だけでなく機関内の換気を兼ねた外気導入のほうが、故障リスクやカビなどの増殖も低減できると思います。
車内を素早く冷やしたいときや外気のニオイ・汚れが気になるときなどは内気循環を使用し、
通常時は外気導入にしておくことで頭痛や眠気などが起きにくい状態にすることが大切です!
適切なタイミングで内気循環と外気導入を切り替える。
快適な車内空間を作り、安全にドライブしてください♪
それでは、またー。。。